2008年12月19日号

この冬、挑戦

暖房費の節約術


 冬本番。家では暖房器具が大活躍ですが、使い過ぎると家計の大きな負担になってしまうのはもちろん、環境にも悪影響が…。
 e(イー)-市民の佐藤さん親子と一緒に、ちょっとした工夫でできる暖房費の節約を考えてみましょう!

 佐藤朗子さん(桜)は、省エネ、ごみ減量など、環境活動に積極的に取り組んでいるとして市が認定した「e-市民」です。今回、佐藤さん親子と一緒に、暖房費節約の「3つのポイント」を見てみました。


<1>室温調節

 暖房費節約の秘けつは、室温を上げ過ぎないこと。使用する場所や生活の時間帯によって、設定温度を調節することが大切です。
快適に過ごすために…
●着るものを一枚増やすことで、体感温度を上げる。カーディガンで +2.2度、ひざかけで+2.5度体感温度が上昇します
●扇風機などで天井の暖かい空気を循環させ、室温のムラをなくす
●窓からの日差しをうまく利用する
こまめな室温調節を…
●使っていない部屋の暖房は止める、または設定温度を下げる
●就寝時は暖房を止める


各部屋の温度を22度から2度下げると灯油を年間137リットル節約(※)

<2>窓の断熱

 窓は、暖房の熱が家の外に逃げる割合が最も大きい部分。窓から逃げる熱は、家全体から逃げる熱の約3割にもなります。
窓から熱を逃がさないためには…
●厚手のカーテンで窓を床まで覆う
●窓に断熱シートなどを張る


厚手のカーテンで、窓を床まで覆うと灯油を年間49リットル節約(※)

<3>効率的な給湯

 冬期間は暖房以外にも給湯で多くのエネルギーが使われます。
給湯費を節約するには…
●お湯の無駄遣いをしない
●シャワーの使用時間を減らす
●給湯の設定温度を下げる
●お風呂は間隔を空けずに入る


給湯温度を2度下げると灯油を年間37リットル節約(※)

光熱水費は年間28万円。
まだまだ節約できます

 平成19年度の秋田市の1世帯あたり平均光熱水費は年間約28万円(総務省調査)。なんと全国の県庁所在地の中で最も高かったのです。全国平均が約22万円ですから、6万円も高いことになります。
 ちょっとした工夫の積み重ねは大きな節約につながります。みなさんも今回紹介した節約術に、この冬、トライしてみませんか。

※各ポイントに記載した灯油の節約量は、経済産業省北海道経済産業局が作成した「2008灯油節約のツボ」から引用したものです。節約量の算定には、住宅に関する細かな試算条件がありますので、おおよその目安にしてください。
経済産業省北海道経済産業局
ホームページ
http://www.hkd.meti.go.jp/

問い合わせ
環境企画課tel(863)6632


みんなもやってみよう!
これがわたしのゴミ減量アイデア

「家庭で実践できるごみ減量アイデアコンテスト」で入賞した作品をご紹介。ごみ減量推進課tel(866)2943
●リサイクル部門最優秀賞『雑がみボックスで簡単・便利な雑がみ分別』
アイデア/佐藤葉子さん(寺内)
 ごみ箱とは別に「雑がみ箱」としてあらかじめ紙ひもをセットした箱やかごを置くことで、家庭から出る雑がみを分別でき、ひも結びも簡単にできます。合い言葉は“混ぜればごみ、分ければ資源!”


段ボール箱を活用した生ごみ堆肥づくり学習会

 段ボール箱を活用して生ごみ堆肥を作る学習会が、市内の公民館で行われました。講師の高橋京子さん(秋田友の会)が、段ボール箱の置き場所や、堆肥の温度管理などを説明。参加者は生ごみの入れ方や堆肥の利用方法などをこと細かに質問していました。各回とも定員を上回る応募があり、生ごみ減量に対する市民のみなさんの関心の高さがうかがわれました。環境企画課tel(863)6632

<感激! ごみが大変身>
雄和公民館で受講した田村奈生子さん(雄和)
 堆肥づくりは昨年から始めました。台所から出た生ごみが、“ごみ”ではなく“堆肥”として活用できることに感激しました。お金をかけてごみを処理するのはもったいないし、子どもと一緒に楽しんでやっています。



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