2009年4月3日号

平成21年度予算


緊急度を第一に編成
一般会計は5億6,400万円削減


限られた財源で市民サービスの向上を

 平成21年度の一般会計予算額は1127億1000万円。20年度に比べて0.5l減りました。
 限られた財源を効果的に活用するため、緊急度を第一として優先順位を付けるなど、各事業を抜本的に見直しました。健全な財政運営を保ちながら、安全で安心な市民生活の確保や子育て支援、高齢者福祉、雇用・経済対策など、市民サービスの維持と向上に最大限配慮した予算です。

歳入/市税が19億円の減

 企業収益や個人所得への景気悪化による影響のため、昨年に比べて市税が約19億円減る見込みです。地方交付税は「地域雇用創出推進費」の創設などにより約4億円増えます。
 また、財源不足を補てんするため、市債を約8億円増やしたり、基金から約23億円取り崩したりしており、歳入は引き続き厳しい状況にあります。

歳出/投資的経費が24億円の減

「目的別」と「性質別」は、同じ歳出を別の角度から分類したものです。
 性質別に見ると、人件費は、職員数の減により給料などが減ったものの退職者の増により退職手当が増えたことなどから、前年度より約1億4千万円増えました。扶助費は、生活保護世帯の増などにより約8千万円増えました。公債費は、今より金利が高い時に借り入れた公的資金を繰上償還することなどにより、約4億8千万円増えました。
 投資的経費は、西部市民サービスセンターの建設がほぼ完了したことや道路事業の減少などにより、前年度に比べて約24億円減りました

■性質別歳出の内容

・扶助費…生活保護費、福祉医療費、児童扶養手当など、おもに福祉や医療に支出するお金
・公債費…市の借金を返済するお金
・投資的経費…道路、公共施設建設など、将来市民の財産となるものに支出されるお金
・繰出金…特別会計(2ページ)に支出するお金
・物件費…消耗品費、光熱水費、委託料など
・補助費等…補助金、報償金など
・その他…貸付金、積立金など

特別会計・企業会計

 秋田市には、特定の事業の収入を直接その支出に充てるため、一般会計と区別した特別会計が12あります。また、市立病院と上下水道も一般会計から切り離され、独立採算方式の企業会計となっています。

特別会計予算
574億7,597万4千円


企業会計予算
428億9,160万2千円


市債のはなし
市債残高の縮減に取り組んでいます!

 健全な財政運営を行うため、近年は、市債(市の借金)の発行を抑えながら予算を組んでいます。
 今後も市債の発行額を返済額より少なくして、残高を減らす計画です。
●財政課tel(866)2052
◇市債残高の推移(一般会計)
 各年度末現在。H20、21は見込額


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