※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2009年8月21日号

秋田駅前の秋田杉バス乗り場が全国で表彰

産・学・官の連携が評価


 今年3月、秋田杉の部材を使って柱などをリニューアルした秋田駅西口駅前広場バス乗り場。このほど、木材利用推進中央協議会主催の平成21年度優良木造施設の表彰で、全国70施設の中から同協議会会長賞に選ばれました。
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産・学・官が役割分担して工事が進行

 バス乗り場のリニューアルは、市が行う「秋田杉を活かした街並みづくり」の一環として行いました。
 秋田公立美術工芸短大の学生たちが考えてくれたデザインや市民アンケートの意見を活かして設計が行われ、天井や柱の工事がスタート。使用する木材の3分の2は、秋田県木材産業協同組合連合会が寄付してくれました。また、市と(社)秋田県建築士会との共同調査をもとに耐久性の向上のための表面保護塗装などを行い、工事は3月に無事完成しました。
 産・学・官が連携し、力を合わせて行ったプロジェクト。その成果と取り組みが評価され、このたびの受賞となりました。

秋田杉のベンチも利用者に好評

 5月には、(社)秋田市建設業協会が「秋田杉のお化粧ですっかりきれいになったバス乗り場に、木のベンチを置いて、より快適さを感じてほしい」と、秋田杉製のベンチ21脚を寄付してくれました。温かみあるベンチのデザインは秋田公立美術工芸短大が担当。利用客の評判も上々です。また、日常点検は秋田中央交通(株)が担当してくれています。
 バス乗り場のリニューアルについて、6月に行ったアンケートでは、「雰囲気が明るくなった」など、約9割のかたから「たいへん良い」という回答をいただき、ベンチについても「乗り場と合っている」などの好意的な回答が多くありました。
 秋田杉を活かした街並みづくり。バス乗り場のリニューアルは、その大きく貴重なお手本になりました。


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