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2009年10月2日号

市長コラム

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スポーツの秋…田!?

市長穂積 志


全市一斉スポレクで
(9月13日、新屋地区)
 にぎやかだったセミの声もいつの間にか秋の虫の音に変わり、朝夕はめっきり冷え込むようになりました。空は高く、風は遠く澄み渡り、何をやるにもいい季節です。読書の、芸術の、食欲の、と秋にはいろいろな枕詞がありますが、スポーツの、もそのひとつでしょう。
 前回に引き続き、そのスポーツの話です。来年の秋、秋田に初めてプロスポーツチームが誕生します。日本プロバスケットボールリーグ・bjリーグが、その活躍の舞台となります。チーム名公募の際は、新聞に「うれしい悲鳴」という記事が載るほど多数の応募があったようで、期待どおりの盛り上がりを見せています。
 このたびの動きについては、私としても大歓迎です。第一に、ハイレベルのプレーが身近になることで、競技スポーツの発展にも市民スポーツの促進にもつながります。また、入場料やグッズ販売、選手・関係者の地元での消費、アウェイのゲームでは秋田の物産販売などによる「外貨の獲得」など、直接・間接の経済効果が見込まれます。
 優れたプレーに接することにより感動を共有できますし、そして何よりも、青少年に夢を与え勇気を呼び起こします。大人だって、それに誘発されて元気づけられることもあるのではないでしょうか。さらに、地域に根ざしたチームの誕生は、地域の一体感や都市の求心力を強めます。
 もともと秋田は、スポーツを愛し支えていく県民性、そういった潜在的資質を有していると思います。社会人ラグビーのノーザンブレッツは、クラブチームの草分け的存在です。TDKの野球やサッカーは全国レベルですし、FC秋田カンビアーレも頑張っています。
 また、甲子園出場をかけた野球、花園をめざすラグビー、正月のサッカーやバスケットなど、高校生の県大会の決勝戦で、秋田県ほど観衆でスタンドが埋め尽くされるところはないのではないでしょうか。
 先般、スポーツ関係者やスポーツを愛する経済人、学識経験者などが一緒になって、地域スポーツを盛り立てようとする活動も芽生えています。秋田市としても、できるだけの支援をしていくつもりです。それが、「秋田市を元気にする」ことにつながると思うからです。
 県の「スポーツ立県あきた」宣言や市議会の「はずむスポーツ都市宣言」をはじめとする行政の取り組みはもちろん、市民、企業、サポーター、そして選手たちが、それぞれの役割を果たしていく。そのチームワークが大切なところは、まさにスポーツと同様です。
 スポーツの秋…田に向かって。

試合後は必ず、観客席のサポーター(ファン)へ
感謝のあいさつ(秋田ノーザンブレッツ)


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