※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2009年12月4日号

上下水道局だより

水道の広場


寒い季節到来
水道の凍結に注意しましょう


 気温がマイナス4度以下のときや、一日中氷点下の真冬日が続いたときは水道管が凍結したり破裂しやすくなったりします。また、風当たりの強い場所はマイナス1度〜2度でも凍結することがあります。凍結すると水が出なくなるのはもちろん、完全に凍ってしまったら簡単に解凍できないため、思わぬ出費になりかねません。
 本格的な冬が来る前に、じゃ口や水抜き栓を点検するなど、寒い冬に備えましょう。

水道の冬じたく4つのポイント

1/露出している水道管は要注意!水道管に保温材を巻きましょう

 布きれや発泡スチロールなどで覆い、濡れないようにその上からビニールテープを巻きましょう。


2/メーターボックスに保温材を入れましょう
 
家庭にある発泡スチロールなどを細かく砕いて濡れないようビニール袋に入れ、メーターを覆うように詰めます。

3/水抜き栓(凍り止め)をしっかり閉めましょう

ハンドル式
電動式

 水を出した状態で水抜き栓のハンドルを完全に閉めてください。ハンドルの中途半端な操作は漏水の原因になり、水道料金も高くなってしまいます。ハンドルの開け閉めは最後まできちんと行いましょう。
水抜き栓には、ハンドル式、レバー式、電動式など、いろいろな種類があります。チェックしてみよう!

4/温水器や湯沸かし器、ボイラーの水抜きも忘れずに行いましょう(各設備の取扱説明書をご覧ください)


凍ってしまったら?

<1>水道管にタオルなどを巻き付けて、熱めのお湯(約70〜80度)をゆっくりかけます


<2>部屋全体を暖かくし、ヘアードライヤーの熱風を当てます
※ドライヤーのスイッチを入れたままにして、その場を離れないでください。火災の恐れがあります。

●それでも、水が出ない!
『秋田市指定給水装置工事事業者』へ依頼してください。
 解凍作業は有料です。工事費は水道工事店へお問い合わせください。なお、アパートなどにお住まいのかたは、管理会社や大家さんに連絡のうえ依頼してください。

冬のお願いです


水道メーターボックスの位置の確認を

 ボックスの上に雪があると検針が難しくなります。降雪前にボックスの位置を確認し、上に雪を寄せないようご協力ください。

引っ越しの時は水抜きを忘れずに

 寒さが厳しくなるこれからは、凍結による水道管などの破裂が起きやすくなります。引っ越しの時は水抜き栓の操作方法を確認し、水抜きを行ってください。

貸家やアパートなどを管理しているかたへ

 貸家やアパートの空室で、凍結による水道管などの破裂が増加していますので、ご注意ください。水抜き栓の点検と水抜きを行い、破裂を予防しましょう。

凍結に関する問い合わせ
上下水道局お客様センターtel(823)8431


平成20年度上下水道事業

決算のあらまし


 上下水道事業は、みなさまからいただいている水道料金と下水道使用料をおもな収入として運営しています。平成20年度の決算は企業債を低利なものへ借り換えたことや、人員削減などの経費節減に努めたことにより、水道事業、下水道事業ともに黒字決算になりました。
 快適な暮らしを支える上下水道サービスをこれからも安定して提供できるよう、業務の見直しや適切な事業選択を行い、より一層、効率的な経営に努めます。

平成20年度のおもな事業と収支

水道事業

配水管整備事業…12億5,226万9千円

●古くなった配水管を交換したり、水の出が悪い地区に新たに配水管を整備したりしました。これに合わせ、鉛製給水管の取り替えも行いました。
*新しい水道管は地震で揺れても継ぎ手の部分が揺れを吸収するため耐震性が高く、破損しにくい構造です。
●災害に強く安定した給水を確保するための「配水ブロック化推進事業」を進めました。
◆配水ブロック化推進事業…市内に毛細血管のように埋設されている配水管網を、配水管の交換や新設、バルブの設置などにより、いくつかのブロックに区切ることで、水圧や水量など配水状況をブロックごとに把握することができます。また、漏水場所の迅速な復旧や断水範囲を最小にすることも可能になります。
◆施設改良事業…4億617万7千円
●安全な水を安定的に供給するため、雄和地域に送配水管を整備する事業を進めました。
●水道水の安全確保のため、浄水場の施設整備を実施しました。

下水道事業

管渠(きょ)建設事業…18億8,640万8千円
●衛生的な生活ができるよう、トイレや台所などからの生活排水を処理場まで送る「汚水管」や、雨水による浸水を防ぐための「雨水管」を整備しました。また、陥没事故などを未然に防ぐため、老朽管の改築や補修も行いました。
●大雨などの時に、未処理の汚水が雨水と一緒に排出される合流式下水道の整備区域を対象に、吐口にゴミなどを除去する装置を設置したり、新しく下水道管を整備したりすることで水質保全や公衆衛生の確保をはかりました。
◆合流式下水道…雨水と汚水を同一の管路で排除します。比較的安価で容易に施工できるため、初期の下水道事業で積極的に採用されました。早期に整備が進められたことで市民の生活環境が改善されるなど、大きな役割を果たしてきました。

◆ポンプ場などの建設事業…4億6,585万7千円
 ポンプ場の自家発電設備や終末処理場のポンプ設備を更新するなど、下水道事業を支える重要な施設を整備しました。

「上下水道の広場」では、みなさまからのご意見、ご感想、ご質問などをお待ちしています。
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