※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2010年3月5日号

包括外部監査の結果報告

市立病院を監査しました


 2月12日、平成21年度の包括外部監査を実施した澤田祐治・公認会計士から監査結果の報告がありました。
 包括外部監査は、秋田市の財務事務が適正に行われているかを市の組織に属さない独立した立場の監査人がチェックするものです。今回は市立秋田総合病院の財務事務や事業の管理運営について監査が行われました。その中からいくつかの意見・指摘事項をお知らせします。
 市立秋田総合病院では、報告された内容を項目ごとに十分検討し、適切に対処していきます。

監査結果のおもな内容

●一般会計からの繰入金の中に、集中治療室の不採算経費など、総務省の繰出基準に基づく積算例に該当しない繰り入れ(実質赤字補填分)があり、繰入金の整理・見直しが必要である
●医業未収金の調定事務・債権管理、医薬品および診療材料の在庫管理、固定資産の管理などに不備があり、改善が必要である
●中期経営計画における医業収益見込みの数値は、期待値ではなくDPC(入院診療報酬の包括支払い方式)などの影響を考慮した数値に改めるなど、改訂が必要と考える
●医療現場の人材を確保するために、委託業務も含めた全業務内容を見直して人員の過不足を把握し、職種別の目標職員数を定めることが望ましい
●現在の経営形態は、事務局による医局のけん制機能などが有効に働いていない。地方公営企業法の財務規定を全部適用し、企業管理者を設置することが必要と考える


Copyright (C) 2010秋田県秋田市(Akita City , Akita , Japan)
All Rights Reserved.
webmaster@city.akita.akita.jp