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2010年12月3日号

市長コラム

秋田市ホームページで市長の動向や記者会見の
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「市長ほっとコーナー」
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あと1か月。まだ1か月

市長穂積 志

 クリスマスソングが流れ、まち全体が心なしか浮き立っているように見える反面、まちを行く人々の表情は何かに追われているかのような、せわしない師走らしい風景になってまいりました。
 この一年、みなさまにとってどのような年だったでしょうか。明るい話題や感動的な事柄が多かった一方で、新卒の就職状況などに表れた厳しい経済・雇用情勢、局地的集中豪雨や猛暑などの自然災害・異常気象、あるいは痛ましい事件・事故の発生もありました。
 いろいろなことがあった平成22年。私なりに1年を振り返ってみたいと思います。
 今年は観光元年と銘打ち、観光アドバイザーの起用、観光時事放談の開催、観光情報専門のホームページ「アキタッチ」の開設と、春から立て続けに新機軸を打ち出しました。また、5月には東京浅草寺で五重塔を背に竿燈を披露・PRしましたし、市内の文化財を巡る「まち歩きマップ」の作成もありました。ちなみに現在策定中の新総合計画では「観光あきた維新」を成長戦略の一つとして設定しています。
 7月、ポートタワー・セリオンが本市初となる「道の駅あきた港」として生まれ変わり、産直市「マルシェ・デ・ポート土崎」には市内産の新鮮な野菜が並びました。8月には秋田港が全国で43の「重点港湾」の一つに選定されました。シーアンドレール構想など、港の活性化に向けて弾みをつけたいところです。南極観測船「しらせ」が寄港した9月。秋田港は多くの見学者でにぎわいました。
 10月16日は歴史的な一日となりました。プロバスケットボールチーム「秋田ノーザンハピネッツ」の初陣。県立体育館でチームとブースターが一体となった興奮と感動は忘れることができません。スポーツが心を奮い立たせる力、求心力の大きさをまざまざと見せつけられたような気がします。
 年の初めに“今年は将来ビジョンを打ち立てる年”としておりました。新たな総合計画は「ともにつくり ともに生きる 人・まち・くらし」を基本理念として詰めの段階に入ったほか、次期行政改革大綱や総合都市計画も順調に策定作業が進んでいます。
 師走12月。今年も残りあと1か月と考えるか、まだもう1か月あると考えるか、それによって過ごし方も随分変わってくるように思います。やり残したこと、忘れていたことはありませんか。1か月あればできることはたくさんあります。私も最後のひと踏ん張りで今年を締めくくりたいものです。
 明年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

10月16日、県立体育館に集まった3千人のファンが
ハピネッツの健闘をたたえました


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