※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2011年4月15日号

新庁舎建設基本構想

新しい庁舎の建設にあたって


新庁舎建設室tel(866)8915

 市では、新庁舎建設基本構想を3月に策定しました。新しい庁舎の建設について基本的な考え方をお知らせします。


※ユニバーサルデザイン:年齢や障がいの有無などにかかわらず、できるだけ多くの人が利用しやすいようにデザインすること。

 市では昨年6月、庁舎整備の方向性について「分館を活用しながら現在地に新庁舎を建設する」という方針を決めました。その後、市民のみなさんからご意見を聞きながら(※)、新庁舎の規模や機能、事業方式などをまとめた「新庁舎建設基本構想」を3月に策定しました。

※昨年12月に行った意見募集では637件のご意見を、また、「市民100人会」のみなさんからも100件のご意見をいただきました。

新庁舎の規模と機能

 新庁舎の建設計画は上図にある6つの基本方針を軸に進めていきます。想定する床面積は約3万2千平方メートル(改修して使用する分館を含む)。機能別に必要面積を割り出し、また、将来の職員数に国の算定基準よりも低い係数を乗じて算出しました。
 新庁舎の特徴の一つは、(仮称)中央市民サービスセンターを複合化することです。市民協働・交流の場として、現在、文化会館にある中央公民館の機能に加え、子育て支援や地域活動支援などの機能も備えます。貸し館スペース・子育て支援スペース・地域活動支援スペースなど、約3千平方メートルを予定しています。また、新庁舎には多目的スペースや市民情報スペースも設置し、市民、NPO、企業など、地域のさまざまな力が結集して公共サービスの担い手となる「新しい公共」を推進するうえで、新庁舎がその拠点となるよう整備を進めます。
 災害が発生したとき、新庁舎が市民の命を守るための防災拠点となるよう、中央市民サービスセンターの一部を共用化して複合化のメリットを生かし、災害対策活動の司令塔としての機能も備えます。
 新庁舎の建設にあたっては環境に対する配慮も忘れてはいけません。自然採光の確保、太陽光発電、雨水利用など、自然エネルギーを活用し、省エネルギー効率を高め、環境負荷を低減する庁舎をめざします。
 訪れるすべての人に対して安全で、分かりやすく、利用しやすい庁舎ー 。新庁舎は通路やエレベーター、窓口フロア、トイレなどを誰もが快適に利用できるよう「ユニバーサルデザイン(左上図参照)」を採用します。また、駐車場は利用実態に基づいて収容台数を470台(現在は389台)とし、効率的に配置して利便性を高めます。
 新庁舎の整備には、分館の改修費用などを含めると約130億円かかると見込んでいます。整備費用には、平成3年から積み立ててきた庁舎建設基金83億円と合併特例債46億円、そして一般財源1億円を充てる予定です。
 今後の日程は次のとおりです。新庁舎の具体的な配置や経費は、決まりしだい広報あきたなどでお知らせします。
●市民のための機能を充実!

今後のスケジュール

◇23年度→基本設計
◇24年度→実施設計
◇25年度→建設工事を着工
◇27年度→新庁舎が竣工
◇28年度→現庁舎の解体、外構工事
*新庁舎建設基本構想は新庁舎建設室(分館2階)、市ホームページでご覧いただけます。


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