※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2011年5月20日号

健康あきた市21の最終評価を実施

全項目中7割が改善!


お酒関連は改善みられず…

「健康あきた市21」は平成15年に市が策定した計画で、市民一人ひとりが健康で安心して生活できるよう、生活習慣の改善により病気にかからないようにする「一次予防」を重視した計画です。「栄養・食生活」「身体活動」など9つの重点分野と97項目の数値目標があり、可能な限り科学的・疫学的根拠に基づく目標を設定して効果を評価しているのが特徴です。
 このたび、開始年度(平成15年度)に設定した目標をどのくらい達成できたか最終評価を行いました。「食塩の摂取量を減らしましょう」「自分の歯を20本以上保ちましょう」など97ある項目のうち約7割が目標を達成、もしくは改善がみられました。一方、アルコールに関連した項目はすべて改善がみられず今後の課題となりました。

●目標達成状況(重点分野別)

数値が目標を達成または改善がみられた項目の割合
改善がみられなかった項目の割合

重点分野別の取り組みと成果

(1)栄養・食生活
 …各年代に対応した食生活の知識の普及に取り組んだ結果、朝食をとらない人の割合や食塩の摂取量が減少しました
(2)身体活動
 …運動の効果や方法に関する知識の普及に取り組んだ結果、運動の大切さを理解している人が増えました
(3)こころの健康づくり
 …ストレス解消や睡眠・休養の確保に関する知識の普及と啓発に努めた結果、各年代で睡眠について改善がみられました
(4)たばこ
 …受動喫煙対策を推進した結果、禁煙や効果的な分煙を行っている施設が増えました。また、習慣的に喫煙する人の割合が減りました
(5)アルコール
 …飲酒が健康に及ぼす影響について知識の普及に努めましたが、多量飲酒や未成年者の飲酒などに改善はみられませんでした
(6)歯の健康
 …子どもや高齢者のむし歯予防などに努めた結果、むし歯がない3歳児と自分の歯が20本以上ある65歳以上のかたの割合が増えました
(7)糖尿病
 …糖尿病の要因のひとつである肥満の割合が改善されました。また、メタボリックシンドロームを知っている人の割合が増えました
(8)循環器病
 …生活習慣病予防の知識の普及に努めた結果、脳卒中の死亡率が男女とも減りました
(9)がん
 …がん検診の受診率向上やがん予防の知識の普及に努めた結果、がん検診の受診率が増え、がんの年齢調整死亡率は男女とも減りました

最終評価は、市民相談センター(市役所1階)、市保健所保健総務課(八橋)、市ホームページでご覧いただけます。
●問い合わせ
 市保健所保健総務課 tel(883)1170

健康のため心がけてください!

◆1日8,000歩を心がけましょう
◆たばこの害を正しく理解しましょう
◆節度ある飲酒を心がけましょう
 →飲酒の適量を知り、守りましょう。
◆野菜を毎日350グラム以上食べましょう
 →現在、秋田市の成人1日当たり野菜摂取量は319.8グラム。目標まであと少し(ブロッコリーひとふさ分)!
◆子どものむし歯を予防しましょう
 →保健センターでむし歯予防教室を開催しています。今号5ページに1歳児向けの講座を掲載しています。
◆悩みや不安は1人で抱え込まず、誰かに話してみましょう
 →市保健所では医師や臨床心理士、保健師が相談に応じています。気軽にご利用を。
◆がん検診・特定健診を受けましょう
 →秋田市民の死因第1位は「がん」によるものです。早期発見のために、定期的に受診しましょう。


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