※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2011年6月3日号

6月23日〜29日は男女共同参画週間

男女が個性と能力を
発揮できる職場づくりを


 市では「男女共同参画」を「男女共生」と読み替えています。男女共生社会は、誰もが互いの人権を認め合い、主体的な生き方を選ぶことができる社会。まずは男女差別を解消しなければ、すべての人が共に生きやすい社会にならないため、あえて男女共生と表現しています。その男女共生に前向きに取り組んでいる事業所、伊藤工業株式会社を紹介します。

伊藤工業(株)の取り組み

(1)育児休業制度を完備
(2)女性を建設現場の職に登用
(3)セクハラやDVの相談窓口設置
(4)男女共生の研修を積極的に開催

男女それぞれの力を活かす

 雄和の空港道路沿いにある総合建設業の伊藤工業(株)。建設業というといわゆる「男職場」をイメージするかもしれませんが、代表取締役社長の伊藤満さんは、「現場に女性がいると雰囲気が明るくなるし、男女それぞれの強みを活かし、弱点をカバーし合うことで仕事全体がうまくいっています。お茶出しや掃除も『女性に協力』でなく『自分がやることなんだ』と、みんなが率先してやっていますよ」と話します。今年で入社20年目を迎える建築部の樋渡博子さんは、建築物の設計のほか、監理という現場監督のような仕事も担当しています。樋渡さんは「現場に出ると、自分が設計した建物が出来上がるのを目の当たりにする感動があり、やりがいと楽しさをいつも感じます」と、日々充実している様子です。
 社員がやりがいを持っていきいきと働き、能力を十分に発揮できる職場。男女共生はそんな場を増やす取り組みでもあります。
 みなさんの職場でも男女共生に取り組んでみてはいかがですか。

いつでもOK!
男女共生を考える出張講座

 みなさんの要望に応じて大学教員や臨床心理士などの講師を派遣し、身近な話題で男女共生を考える講座を無料で開きます。学校での講話、職場の研修会など、形式や内容はお気軽にご相談ください。
■テーマ例→成長期の子どもへの接し方、デートDV、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和) など
●問い合わせ
 市民協働・地域分権推進課男女共生・絆づくり担当 tel(866)2785

男女共生に取り組む企業を入札で優遇

 市や県では、男女共生(男女共同参画)に積極的に取り組んでいる事業者を入札参加資格審査で優遇することで、企業・職場の男女共生を推進しています。取り組みの認定は「男女共同参画職場づくり事業」で行います。詳しくはお問い合わせください。
●問い合わせ
 男女共同参画職場づくり事業について…秋田県男女共同参画課tel(860)1555
 市の入札について…秋田市契約課tel(866)2165


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