※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2011年6月17日号

生肉を食べて起こる食中毒にご注意を!


こんな食中毒に注意〜腸管出血性大腸菌〜

 大腸菌は家畜の腸内に存在しています。食肉用に処理されるときに食肉に付くことがあり、加熱調理をしないで食べると下痢などを起こすことがあります。大腸菌のうち、下痢などの症状や合併症を起こすものが病原性大腸菌と呼ばれ、特に毒力の強いベロ毒素を産生し、出血を伴う腸炎やHUS(溶血性尿毒症症候群)を起こすものを、腸管出血性大腸菌といいます。

症状

 潜伏期間は2日〜9日です。病原性大腸菌の症状の大半は、軽い下痢程度ですが、腸管出血性大腸菌が原因の場合は、激しい腹痛と大量の鮮血を伴う下痢になることもあります。さらに重い合併症を起こし、死に至ることもあります。

感染経路

 生肉や加熱不足の肉を食べて感染するケースが多くあります。また生肉や人のふん便が付いた手指で、調理器具や生野菜などの食品が汚染されて感染したり、トイレのドアノブなどを介して二次感染することもあります。

予防方法

◆肉類を加熱調理して食べる場合は、中心部まで十分加熱(75℃で1分間以上)しましょう。また、生肉に触れた箸で食べてはいけません。
◆石けんを十分に泡立てて、流水でしっかり手を洗いましょう。手洗いのタイミングはトイレの後、調理前や食事前、動物に触れた後、調理中であっても生肉に触れた後です。
◆ボウルやまな板などの調理器具は十分洗浄し、消毒しましょう。
◆サラダなど生で食べる食品は、手指や食肉から二次汚染を受けないよう注意しましょう。
●問い合わせ
 衛生検査課tel(883)1181


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