※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2011年10月7日号

10月は「がん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーン月間」です

健康な 今こそ受けよう がん検診


 現代は「日本人の2人に1人が“がん”になり、3人に1人は“がん”で亡くなる時代」といわれています。そして秋田県はがんによる死亡率が全国1位。がんにより影響を受けるのは患者本人だけではありません。家族はもちろん、周りのたくさんの人がさまざまな影響を受けます。

早期発見・早期治療

 生活習慣や生活環境の影響が大きいがん。自分で気をつけているつもりでも、早期のがんは自覚症状がほとんどないため、気がついたときはすでに進行していることがあります。自覚症状がなく、検診を受けてがんが発見された場合は早期がんである場合が多く、胃がんや大腸がんのように9割以上が治るものもあります。早期であれば治療方法を選ぶことができ、治療に要する時間や治療のための精神的・身体的負担も軽くすみます。

秋田市のがん検診

 定期的に検診を受けることは健康な毎日を送るための第一歩です。
 市では、職場などで受診の機会がない市民を対象に、がんなどの検診を実施しています(下表を参照)。検診を実施している医療機関や料金など詳しくは、「秋田市の健診ガイド」(広報あきた5月20日号と同時配布しました)をご覧になるか、市保健所保健予防課へお問い合わせください。なお、健診ガイドは市役所、市保健所など市の施設、金融機関、コンビニエンスストアにも置いています。また、市ホームページでもご覧いただけます。

平成23年度
秋田市の健診ガイド

各種検診の概要


●検診の日程や料金などは、胸部検診は広報あきた9月2日号に、胃がん検診は広報あきた6月3日号に、その他の検診は健診ガイドに掲載しています。対象者や料金は検診により異なりますのでよくご確認ください。
●乳がん検診は期間の後半になると申し込みが集中し、受診できないことがありますので早めにお申し込みください。なお、秋田赤十字病院と秋田組合総合病院は受け付けを終了しました。あきた乳腺クリニックは受け付けを中止していますが、来年1月から再開します。
●日曜健診の会場は秋田県総合保健事業団中央健診センター(川尻町字大川反の血液センター隣)です。今後の実施日は11月6日、12月4日・11日、来年1月15日、2月5日、3月4日です。受付時間は午前8時〜10時です。
●日曜健診では事前に保健予防課へお申し込みいただくと、乳がん検診のマンモグラフィ検査も受けることができます。

がん検診の無料クーポン券は早めにご利用を

 胃がん・大腸がん・子宮頸がん・乳がん検診を無料で受診できるクーポン券を今年度の対象者へお送りしています(対象者は広報あきた6月3日号と9月2日号に掲載しています)。クーポン券は有効期限がありますのでお早めにご利用ください。
 また、クーポン券をなくしたかた、4月21日以降に秋田市に転入届けをした対象者のかたなどで希望するかたにクーポン券を発行します。詳しくは保健予防課へお問い合わせを。

ドクターから


骨粗しょう症検診のすすめ

★三浦由太 先生(みなみ整形外科クリニック)
 骨粗しょう症は、骨が粗くなって「鬆(すきま、細かい穴)」が入る病気です。骨量が減少して骨組織の微細構造が変化することにより、骨の強度が弱くなって骨折しやすくなります。秋田市では40歳から70歳までの女性を対象に5歳刻みで骨粗しょう症検診を実施しています。女性ホルモンには骨のカルシウム分が血液に溶け出すのを防ぐ働きがありますので、閉経後は急激に骨量が減少します。検診を忘れずに受け、ご自分の骨の健康度を定期的にチェックして早期診断・早期治療に役立てていただきたいと思います。

生涯自分の歯で物を食べることができるように

★神谷浩悦 先生(神谷歯科医院)
 歯周病の初期は、自覚症状がないまま進行し、悪化すると糖尿病、誤嚥性肺炎、心内膜炎など、全身疾患にも影響します。悪化する前に歯周疾患検診を受けましょう。歯周病で何本か歯を失ったかたも今の状態を長く保つために受診をお勧めします。
 歯周疾患検診は、来年2月まで受診できますので、対象になっているかた(右表を参照)は、この機会を逃さず、歯周病の予防、早期発見・治療のため、ぜひ受けましょう。

がんなどの検診に関するお問い合わせはこちらへ

市保健所保健予防課
tel(883)1176〜8
ファクス(883)1173


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