※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2011年11月4日号

絆のエピソードが漫画になりました



家族・絆のキャラクター「テッテ」
 5月に募集した「絆のエピソード」に応募していただいた工藤雅子さん(牛島)の作品「『まず参加』〜地域の中でできること〜」を、土崎出身の漫画家・倉田よしみさんが漫画にしてくれました。親子、地域の絆を描いた心温まる作品です。
市民協働・地域分権推進課tel(866)2785


「まず参加」
〜地域の中でできること〜

工藤雅子さん (牛島)
 数年前、私と小学生の娘は、地域のお母さんたちで活動している和太鼓サークルに入会させていただきました。唯一の発表の場は地域の夏祭り。何度か娘と一緒に緊張しながらの演奏。毎回地域のかたがたから大きな拍手をいただき、娘と共に夏祭りを楽しんでいました。
 娘も中学に入り、部活動が忙しく練習にもなかなか参加できない年の夏祭り。実行委員のかたが若い人たちになかなか参加してもらえないと思案している中で、「中学生や高校生に何か賑やかな事をやってもらえたら良いね」と言われたのを聞き娘に相談。部活のメンバーや地域の同級生に声をかけ、和太鼓に合わせソーラン節をしてはどうかとの意見。早速、友人に振り付けを依頼。CDショップで音楽探し、時間を作ってコミセンで練習、母はせっせと人数分の腹掛け作り。
 お祭り当日、和太鼓の演奏もさることながら、娘たちの演技にドキドキはらはら。音楽が始まり恥ずかしそうな娘たち。地域のみなさんの大きな拍手や声援に後押しされ一生懸命ソーラン節を踊ることができました。終わった時は嬉しいアンコールの声。残念ながら練習したのは1曲だけ。舞台袖に戻った子どもたちに、たくさんの地域のかたがたが「上手だったよ」「かわいかったよ」と声をかけていただき、良い経験、良い思い出となったようでした。
 年齢に関係なく、地域の中で何かできることはあると思います。積極的にとは言わなくとも、まず参加。一人ひとりがそんな気持ちになってくれたら、地域がもっと活性化し、住んでいて安心な楽しい場所になるのではないでしょうか。

倉田よしみさんからひとこと

 親が子を思い、子が親を思う。話さなくとも気持ちが分かる。そんな関係が理想かもしれないけど、ひとことあれば、より分かり合える。この漫画を描いて、思いやりのあるひとことをいつも心がけようと思いました。

工藤雅子さんからひとこと

 お会いしたことがない倉田先生ですが、まるで自分たちを見ているように似ている絵を描いていただき驚きました。娘たちは社会人になり、何人かはお母さんになっています。いつか自分の子どもたちと地域の夏祭りを楽しめる家族になってほしいと思います。


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