※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2012年3月2日号

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津波が来たら避難場所・避難ビルへ!


 東日本大震災では、これまでの想定を超える大津波が発生し、東北地方の太平洋沿岸を中心に大きな被害をもたらしました。
 市では、いつ襲ってくるか分からない津波災害に備え、64か所の「津波避難場所」「津波避難ビル」を指定しました。もしものときは、避難場所・避難ビルを目標に、早めの避難を心がけてください。防災安全対策課tel(866)2021

12区域の住民の避難を想定

 津波避難場所・ビルの指定は、現在、津波で浸水が予測される区域に加え、沿岸部の標高5メートル以下の区域も浸水すると仮定し、それらの区域の住民や会社従業員が避難することを想定して行いました。
●対象区域(次の地区の一部)
 …飯島・土崎・港北・寺内・向浜・八橋・川尻・茨島・勝平・新屋・浜田・下浜
※浸水想定区域は県の津波被害想定の見直しにより変更する場合があります。

津波避難場所・ビルは64か所

 津波避難場所・ビルは、津波警報が発表されたときから津波警報の解除などにより津波のおそれがなくなったときまで一時的に避難するための高台や人工構造物です。今回、合わせて64か所を指定しました。
●津波避難場所(40か所)
 …おおむね標高10メートル以上にある学校のグラウンドや公園などの高台
●津波避難ビル(24か所)
 …3階以上の鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造を基本とする新耐震設計基準に適合する建物で、夜間や休館時に出入り口を開放できる建物
※地域の実情により一部要件が異なる施設があります。


 浸水想定区域、津波避難場所・ビルなどの位置、主要地点の標高などを表した簡易マップを、防災安全対策課(消防棟3階)か市ホームページでご覧いただけます。
ホームページ
http://www.city.akita.akita.jp/city/gn/ds/

津波警報などをエリアメール(携帯電話)でも配信します

 このたび、NTTドコモ(株)と市が提携し、市が「防災ネットあきた」で配信する情報の中で津波警報など緊急を要する情報を、携帯電話の「エリアメール」でも配信することにしました。
エリアメール…NTTドコモ(株)が、自社の携帯電話利用者のかたに、気象庁の緊急地震速報などを配信しています。事前申し込みや登録は不要(※)で、月額使用料・通信料も無料です。
※機種によっては設定が必要な場合があるのでご注意ください。
防災ネットあきた…市が、事前に携帯電話やパソコンに登録したかたに、秋田市の災害・避難情報などを即時にEメールで配信しています。登録は無料ですが通信料は利用者の負担です。
●問い合わせ
 防災安全対策課 tel(866)2021

津波避難場所・津波避難ビル一覧

★印は津波避難ビルです


※収容可能人数は、土地やビルの避難か所の面積を基に、おおむね1平方メートルあたり1人として見込んでいます。
※津波避難場所の標高は、(株)マピオンの地図コンテンツ「都道府県地図」の標高を参考にしています。

 市では、津波避難場所・津波避難ビルについて、各地域で説明会を実施しています(今後、開催する地域には町内会を通じてお知らせします)。また、町内会単位での説明会を希望する場合は職員を派遣します。詳しくは、防災安全対策課へお問い合わせください。tel(866)2021

地域で防災
みんなで協力し、津波への備えを

将軍野五区町内会長の安田孝志さん(土崎)
 町内会では震災前は火事や防犯への備えを中心にした活動が多かったのですが、今後は津波からの避難を想定し、実際に地区の避難場所や避難ビルへ行ってみて道順や所要時間などを確認する訓練などを行う必要があると思います。また、避難時の高齢者や子どもへの対応などについてもみんなで話し合いたいですね。


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