※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2012年4月20日号

今冬の道路除排雪の概要

みんなの協力で冬を乗り切りました


 今冬は12月下旬の降雪や記録的な低温による積雪の増加により、全市一斉除雪を3回行い、除排雪の稼働日数は昨年を22日上回る76日でした。
 市では、雪により通行の支障となる箇所へは迅速な除排雪をすることで、市民のみなさんの安全な通行の確保に努めました。
秋田市道路除排雪対策本部tel(864)3643

気温が低く積雪が多い冬に

 とても寒かった今冬。12月下旬の寒波でまとまった降雪が続きました。秋田市の12月の降雪量は観測史上5位となる99センチを記録しましたが、1月と2月の降雪量は平年を下回りました。
 降雪量は少なかったものの、12月から2月の月平均気温が3か月連続で平年より1度以上低い状態が続き、ここ10年では最も寒い冬となりました。真冬日も17日あったことから雪解けが進まず、積雪の深さが1月13日には「平成18年豪雪」に次ぐ48センチになり、1月の積算積雪値(1日の最深積雪値の合計)も1,092センチを記録しました。

●秋田市の積算積雪値(秋田地方気象台データ)

除排雪経費は26億5千万円

 平成23年度の除排雪経費は約26億5千万円(3月28日現在)で、平成22年度の19億8千9百万円から約6億6千万円増えました。1月初旬の季節はずれの降雨で圧雪道路がゆるみ、全域的な除排雪作業を行ったことや、大規模堆雪場(雪捨て場)がいっぱいになり、雄物川右岸の堆雪場を増設したことなども経費が増えた要因となりました。
 振り返ると積雪も除排雪の経費も多くなった厳しい冬でしたが、地域のみなさんや除排雪業務を担当した業者のみなさんの協力で乗り切ることができました。ありがとうございました。

雪で深まる地域の絆
一斉除雪で地域が団結

市民憲章外旭川地区推進協議会会長
山本喜昭さん
 1月22日に地域のみなさん約350人に協力いただき外旭川小学校周辺の通学路を除雪しました。雪で狭くなっていた歩道が広くなり、通学する子どもや高齢者の安全を確保することができました。子どもや高齢者、中学生にも参加してもらうことで地域の連帯感が強くなったと思います。
 排雪作業は市に協力してもらいました。今後も安全な環境づくりのため地域のみなさんや市と協力しながら一斉除雪を継続したいですね。

地域のかたの協力に感謝

秋田鋪道株式会社(除排雪業務委託業者)
伊藤弘義さん
 今冬は降った雪が解けずに道路脇にたまって通行の支障になったので、除雪と同時に排雪にも力を入れました。1月は大規模堆雪場もトラックで混雑し、雪を捨てるのにも苦労しました。
 除雪を担当した千秋地区では、地域のかたが所有している空き地を一時的な堆雪場として貸していただき大変助かりました。「ごくろうさん」と声をかけてもらうこともあり、地域のかたの協力に感謝しています。


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