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2012年8月3日号

市長コラム

秋田市ホームページで市長の動向や記者会見の
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「市長ほっとコーナー」
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初めての夏と2度目の夏

市長穂積 志

竿燈の会場でお待ちしてます!
 もくもくと湧き上がる入道雲にカーッと照りつける太陽、そして街を彩る鮮やかな夏の花、まさに夏真っ盛りです。春夏秋冬それぞれが鮮烈で、秋田ほど四季のメリハリに富んだところは、他にないのではないかと、常々その幸せを感じています。

初めての夏ー
 7月から家庭系ごみの有料化が始まりました。初めての収集日となった2日早朝、私も近くの集積所数か所に立ち会いました。新しいごみ袋は、ほぼ適切に使用されており、これまで賛否両論ありましたが、ルールに従って整然とごみを出している姿に敬意と感謝の念を持ちました。同時に有料化に向けた周知などの事務作業がおおむね目的を果たしたことにホッとしています。
 また、立ち会ってみて強く感じたのは、今回の有料化は結果的に市民協働や地域の絆づくりにも一役買ったのではないか、ということです。最初は有料化の是非についてであっても、そこから地球温暖化や相次ぐ異常気象、エネルギー問題、そして具体的なごみの出し方など、地域においてさまざまな話し合いを持たれたところもあったと聞き及んでいます。地球温暖化や環境に対する思いは、市民のみなさんも行政も同じです。その思いを共有して、それぞれが役割を果たしていけるとしたら、それは市民協働の望ましい姿の一つでもあります。
 さて、肝心の家庭系ごみの排出量ですが、有料化スタート時点で大きく減ることは当然としても、注目したいのは、古紙の中で雑がみの排出量が、7月2週間分の比較で前年比40 も増えていることです。このことは、雑がみの分別に対する意識の高まりの一端を示していると思われます。
 7月2日午前6時、地域のみなさんとゆっくり話をすることもでき、気持ちのいい夏の朝になりました。
2度目の夏ー
 昨年の3・11東日本大震災から2度目の夏を迎えます。岩手県野田村の災害廃棄物の広域処理をはじめ、被災地の復旧・復興のためには努力をいといませんが、さらに何ができるのか考えてみたところ、震災により県内に避難・在住されているかたがたを、昨年に引き続き竿燈まつりにご招待することにしました。
 震災から1年と5か月がたちますが、時の経過の割には、復旧・復興、そして被災者の支援は進んでいないと私は認識しています。県内の避難・在住者のかたがたもまだまだ不自由な生活を余儀なくされており、竿燈の揺らぐ灯りが被災されたみなさんにとっての希望の光として灯らんことを願っています。

7月上旬、市職員が地域のごみ集積所を
巡回しました(写真の帽子姿が市長)


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