※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2012年8月3日号

岩手県野田村の震災がれきを受け入れへ

東北の一員として被災地復興を支援


 市総合環境センターで岩手県野田村の災害廃棄物(震災がれき)の試験溶融を行いました。その結果、安全性が確認できましたので8月下旬から受け入れを始めます。

●問い合わせ
 今後のがれき受け入れのスケジュールなど…環境都市推進課tel(863)6632
 がれきの処理やモニタリング、試験溶融の結果…総合環境センターtel(839)4816
http://www.city.akita.akita.jp/city/ev/cp/saigaihaikibutu.htm

 5月に秋田市総合環境センター(河辺豊成)で、岩手県野田村の災害廃棄物(がれき)の試験溶融を行いました(※)。その結果、安全性が確認できたことや、市民のみなさんから被災地支援を求める声が上がっていることから、6月議会での議決を経て、8月下旬から、がれきの受け入れを始めます。
 受け入れと処理にあたっては、空間放射線量率や放射性物質濃度といった放射能に関する数値をしっかりモニタリング(観測)します。なお、測定項目・頻度は、国と県のガイドラインに基づいたものですが、市では市民のかたからの要望に沿って測定箇所と頻度を増やしたほか、独自に岩見川も測定します。

※がれきの放射性物質濃度などの数値に問題はありませんでした。詳しくは、広報あきた6月15日号・7月6日号、市ホームページをご覧ください。

スケジュールなど

■受け入れ
 8月下旬から平成26年3月末まで
■受け入れるがれき(次の(1)〜(3)を満たすもの)
 (1)岩手県野田村で発生した可燃系混合廃棄物
 (2)放射性セシウム濃度が1キロ当たり100ベクレル以下
 (3)PCB(ポリ塩化ビフェニル)やアスベストなどの危険物を含まない
■受け入れる量
 平成24年度は8千500トン、25年度は1万2千トン(いずれも予定最大量)
■搬入ルート(下図参照)
〜野田村〜八戸自動車道九戸IC〜東北自動車道〜秋田自動車道秋田空港IC〜秋田市総合環境センター(河辺豊成)

*できるだけ住宅地を避けて運びます。

放射能の測定

*結果はホームページで随時公表。

●搬出前(野田村)

●搬入後(秋田市)

震災の影響いまなお ・ ・ ・

 岩手県北東部に位置する野田村は、人口約4,600人で太平洋沿岸に面する地域です。東日本大震災では、津波の影響などにより死者37人、家屋512棟などに被害がありました。
 秋田市では、秋田県と岩手県が今年2月に締結した「災害廃棄物の処理に関する基本協定」に基づき、岩手県から協力依頼があった、沿岸北部4市町村のうち、野田村の震災がれきを受け入れる準備を進めてきました。

野田村の様子は環境省のホームページで見ることができます。


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