※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2013年2月1日号

市長コラム

秋田市ホームページで市長の動向や記者会見の
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「市長ほっとコーナー」

市民一丸で豪雪を乗り切りましょう

市長穂積 志

秋田市道路豪雪対策本部を設置し、今後の対応を協議しました(写真は1月13日の様子)
 この号がみなさんの手元に届くのは2月になります。その時点での雪の状況がどうなっているのか、こればかりは何とも言えませんが、コラム執筆中の現在(1月17日)、本市は大変な大雪となっています。家の前や車庫の雪かき、さらに地域の除排雪作業でクタクタになり、年明け間もないのに、この1か月をとても長く感じておられる市民のかたも多いのではないでしょうか。
 今冬の最深積雪(1月17日現在)は1月12日に記録した68センチ。これは、大雪だった昨年の48センチを大きく上回り、「平成18年豪雪」時の最深積雪74センチに迫る数字です。また、1月の平均気温(17日現在)も、平年より1.7℃低く、寒かった昨年よりさらに0.5℃低い氷点下1.6℃で、降った雪が解けずに積もっている状況が続いています。
 安全・安心な市民生活の確保と県都としての都市機能の維持は、本市の責務です。この状況を受け、1月12日には私を総本部長に、平成17年12月以来となる「秋田市道路豪雪対策本部」を設置しました。幹線・バス道路はもとより通学路や生活道路の除雪、交差点の角や道路脇の雪山の排雪を重点的に、とにかく毎日の通勤・通学や買い物、通院、そして救急車両の通路確保や消火栓周辺の除雪などに万全を期すとともに、これまで以上に、地域のパトロールや、除排雪状況、雪捨て場に関する情報発信にも細心の注意を払うように努めています。
 どうか市民のみなさまにも、玄関先の除雪や地域での排雪作業時のご協力については今後ともよろしくお願いします。
   ◆
 しんしんと降る雪。私は雪特有の静かなるが故の怖さを感じるときがあります。雨であれば屋根をたたく音や河川の濁流であったり、風であれば大きく揺れる街路樹や電線など、直接目や耳に飛び込んできます。一面の景色を白で包み隠し、辺りの音をすべて吸い込むかのようにただただ静かに降り積もる雪には、目に見えない分、耳に聞こえない分、かえって恐怖をかき立てられるのかもしれません。
とはいえ、
 “冬来たりなば 春遠からじ”。
 2月は「光の春」ともいわれ、雪解けを予感させる一条の光が差し込んできていると感じるときがあります。空を見上げるとまだどんより鉛色、景色も一面雪で覆われていても、その空にはやがて北へ帰る白鳥の群れが見え、雪の下では春に向けてふくらむ芽があります。やまない雨も解けない雪もありません。市としても市民の安全・安心に全力を注ぎますので、みんなで力を合わせてこの冬を乗り切りましょう。

全市一斉除排雪の様子(1月13日、八橋)。除雪車が通った後の玄関先の雪寄せにご協力ください


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