※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。

2013年9月6日号

市長コラム

秋田市ホームページで
市長の動向や記者会見の内容などをお伝えしています。
「市長ほっとコーナー」
http://www.city.akita.akita.jp/city/mayor/

季節は秋へ

市長穂積 志(もとむ)

今年も竿燈まつりへのご来場、ありがとうございました
この夏の日本列島は、猛暑と水不足、そして豪雨が同居し、テレビや新聞紙上では、連日のように「観測史上初」だとか、「これまでに経験したことがない」、「まずは命を守る行動を」といった言葉が伝えられました。県内でも集中豪雨による土石流の発生などで、痛ましい犠牲者が出ています。
こういった異常気象は、CO2(二酸化炭素)などの温室効果ガス排出に伴う地球温暖化に起因すると言う専門家も多くいます。だとすれば明らかに自然が打ち鳴らす警鐘であり、シグナルを送っているものと思われます。私たち一人ひとりが環境問題を真剣に考え、ごみの量を減らす、冷房温度を1℃上げるといった行動を常に心掛けないといけないのでは、と改めて考えさせられます。
さて、今年の夏の甲子園。秋田商業高校は残念ながら初戦で負けてしまいましたが、ベスト4には岩手と山形の代表が残り、今度こそ東北に悲願の初優勝を、とテレビの前で胸を熱くしたかたも多かったのではないでしょうか。かく言う私もその一人で、とにかく白河(しらかわ)の関を越えて東北に深紅の優勝旗がやってくることを心待ちにしています。
毎年、甲子園が始まると、まずは秋田県代表校の応援に力が入りますし、自然に次は東北の高校を応援していましたが、東日本大震災の後は、さらに一体感が強まったように感じます。この夏もあと一歩のところでしたが、東北の一員として十分に勇気づけられましたし、また、楽しませてもらいました。
季節は秋へ。いよいよ10月からは大型観光企画「秋田デスティネーションキャンペーン」がスタートします。全県を挙げて“おもてなし”イベントを繰り広げますが、秋田市でも、「食」と「まつり」にスポットを当て、エリアなかいちや川反などで、「秋田『食』のにぎわい博覧会2013」を開催します。ぜひ会場に足をお運びください(食に関する話題は、また次回で…)。
この紙面上にコラムを書くときは、春夏秋冬、いつも発行される頃の季節の風景や空模様を思い浮かべます。9月初旬、まだ残暑はあるでしょうが、一陣のさわやかな初秋の風が、逝く夏を惜しむかのように緑の波となって秋田の大地を吹き抜けていることを心から願っています。

セミの声も遠い昔…。
もうすぐ実りの秋を迎えます


Copyright (C) 2013秋田県秋田市(Akita City , Akita , Japan)
All Rights Reserved.
webmaster@city.akita.akita.jp