※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2013年10月18日号

新庁舎建設

工事内容を見直し、平成28年3月の完成をめざします


 市役所新庁舎は、「市民生活を守る防災拠点としての庁舎」「市民に親しまれ、市民サービスの向上を実現する庁舎」「環境共生に取り組む、地球にやさしい庁舎」などを基本方針とし、市民や市議会からご意見を伺いながら建設事業を進めてきました。
 しかし、見積価格が折り合わないなどの理由で、入札が2度中止になったことを受け、企業からの意見聴取などを行い、事業費と工事内容を次のとおり見直しました。新庁舎完成は、平成28年3月の予定。市民のみなさまのご理解をお願いいたします。新庁舎建設室tel(866)8915

事業費の見直し

 新庁舎本体と関連工事について、材料費や労務費を今年度単価に置き換えて費用を算出し、さらに、当初予定していた施設機能などにできるだけ影響が出ないように事業費を見直しました。
 本体工事は、仕様などを変え約4億円を縮減。単価の引き上げで増額となった額からこれを差し引いた結果、当初と比べ約13億円の増額になりました。この分は、本体工事以外の見直しで縮減を図り、市議会から承認を得ている当初予算の約126億円まで事業費を圧縮しています。

工事内容のおもな見直し

 (金額はいずれも概算です)
(1)新庁舎本体工事
 面積や免震装置などの構造は変更せずに、当初計画の機能を維持しながら仕様などを見直しました…当初96億円→見直し後109億円(13億円増)
◇縮減項目/造作家具の仕様、金物工事、昇降機設備の仕様、正庁西側の太陽光発電パネル、照明器具の仕様、屋外電気設備材料の仕様など
(2)本体関連工事
 木質内外装、映像音響電気設備、無停電電源装置電気設備などの仕様を見直すとともに、本体工事として一括発注します…当初11億円→見直し後7億円(4億円減)
(3)分館などの改修工事
 分館の改修を耐震補強などの必要最小限にとどめ、書庫などとして利用します。また、研修棟の改修工事を取りやめます…当初3億円→見直し後1億円(2億円減)
(4)外構工事
 駐車場通路屋根の仕様と、植栽・職員駐輪場を見直します。また、配電盤の一部を取りやめます…当初4億円→見直し後3億円(1億円減)
(5)解体工事
 現本庁舎の地下駐車場としての改修と、山王別館解体工事を取りやめます。また、本庁舎、議場棟、福祉棟の解体工事を一括発注します…当初9億円→見直し後4億円(5億円減)
(6)その他(監理費、負担金など)…当初3億円→見直し後2億円(1億円減)

工事発注、入札の方針

(1)3回目の入札にあたり、平成25年度の「秋田県営繕工事標準単価表」と最新の刊行物単価を採用しました
(2)業者から参考となる見積書を徴取し、再公告時から材料費で4%、労務費で10%の上昇を見込んで工事費を設定
(3)新庁舎本体工事は、総合評価落札方式(※)による公募型指名競争入札で実施。入札では、コスト縮減に関する評価項目を追加するとともに、地元経済貢献に関する項目を設定し、市内企業の参加に配慮します。また、参加要件は共同企業体に加え、単体企業での参加も可能とします

※工事発注にあたり、競争参加者に技術提案などを求め、価格以外にその能力を審査・評価し、契約の相手を決定する方式。


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