※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2014年6月6日号

上下水道の広場

きれいな水いつまでも


「上下水道の広場」は、暮らしに必要な水に関する情報をお知らせするコーナーです。
上下水道局総務課tel(823)8434

平成26年度 上下水道局の予算


なお一層、効率的な企業経営に努めます

 水道・下水道・農業集落排水の各事業は、みなさまからいただいている水道料金や下水道使用料などをおもな収入として運営しています。
 人口の減少や節水意識の定着などにより収入の大幅な増加が望めない中、老朽化した施設を新しくするために多額の費用がかかるなど、経営環境は厳しい状態にあります。
 これらをふまえ上下水道局では、一層の効率的な企業経営に努め、引き続き良質なサービスを提供するとともに、災害に強い上下水道整備を進めます。平成26年度予算の概要は、次のとおりです。

水道事業

●安全な水道水の安定供給のために…
(1)災害に強く、より安定した給水確保のため、老朽化した配水管を耐震管に交換します。
(2)病院などの重要給水施設や各配水ブロックに、水道水を安定供給するため、配水幹線を整備します。

下水道事業

●生活環境改善のために…
(1)衛生的な生活を送るため、トイレや台所などからの生活排水を処理場まで送る「汚水管」や、雨水による浸水を防ぐ「雨水管」を整備します。
(2)ポンプ場や処理場などの老朽化した設備を新しくします。


農業集落排水事業

●快適な生活環境の確保のために…
(1)農業集落の快適な生活環境を確保するため、処理場の機能強化を図る工事を行います。
(2)公共下水道と農業集落排水の計画区域外では市が浄化槽を設置し、維持管理を行います(個人で浄化槽を設置していただく区域もあります)。


◇きれいな川を守るため暮らしを見直しましょう

家庭から排出される生活排水の1人1日当たりの汚濁負荷(河川を汚してしまうこと)の量は約43グラムといわれ、そのうち台所からの汚れは40%、風呂20%、洗濯など10%、し尿30%となっています。
 川をきれいにすることは、私たちの暮らしを守ること。毎日の生活でできることから始めましょう。

<暮らしの工夫と知恵>
●油やソースなどの汚れのひどい食器や鍋は、紙などで拭いてから洗いましょう
●使い古した食用油などの廃油は流しに捨てないで、牛乳パックなどの容器に新聞紙などを入れたものに吸い込ませたり、凝固剤で固めて燃えるごみに出しましょう
●調理くずや食べ残しは、目の細かい網や水切り袋で回収して、流さないようにしましょう
●米のとぎ汁は、庭木や畑の水やりに利用しましょう
●石けんや無リン洗剤は、決められた量を正しく使いましょう

◇漏水調査にご協力を

 上下水道局では、6月上旬から12月上旬まで、左記の地区で道路や宅地内の水道管の漏水調査を行います。上下水道局で委託した会社の調査員がご家庭に伺った際は、ご協力をお願いします。
●調査費用は無料です。
●調査員は、秋田市上下水道局発行の身分証明書を携帯しています。
●ご不在の場合でも、水道メーターを調査させていただきます。ご了承ください。

<調査地区>
飯島、土崎港、港北、将軍野、寺内、外旭川、濁川、添川、山内、手形、手形山、蛇野、広面、柳田、太平八田、川尻、山王、八橋、保戸野、中通七丁目、大町、旭北、旭南、新屋、東通、横森、桜、桜ガ丘、桜台一丁目、楢山、茨島、牛島、卸町、大平台、山手台、上北手、下北手、仁井田、御野場新町、四ツ小屋、
(以下雄和地域)石田、平沢、下黒瀬、芝野新田、椿川、田草川、相川、種沢、戸賀沢、平尾鳥、妙法、碇田、繋、萱ヶ沢、神ヶ村、新波、向野、左手子、女米木
*地区の一部で、今年度の調査対象外の町内があります。
<問>水道維持課漏水防止係tel(823)8433

◇小学生の「水に関するポスター」を募集します

 毎日使う水について関心を持って、水道や下水道に対する理解を深めてもらうため、市内の小学4年〜6年生を対象に、「水」に関するポスターを募集します。ぜひご応募ください!

●応募
(1)1人1作品で未発表のもの
(2)画用紙四つ切(タテ、ヨコどちらでも可)
(3)作品の題名、学校名、学年・組、氏名(ふりがな)を書いた紙を添えて、通学している小学校、または上下水道局総務課(川尻みよし町14-8)へ、8月28日(木)までに提出してください

●表彰
最優秀賞1点、優秀賞3点、佳作10点を選出。受賞者に賞状と記念品を、応募者全員に参加賞をさしあげます

●展示
すべての応募作品を、9月6日(土)から15日(月)まで、秋田駅西口のフォンテAKITA6階にある「情報発信コーナー」に展示します
<問>上下水道局総務課tel(823)8434

サポートします! 水洗化


「市設置型浄化槽」で水洗化をお考えのかたはご相談ください

「市設置型浄化槽」の対象は、公共下水道や農業集落排水の処理区域になっていない地区にある一戸建て・共同住宅です。浄化槽の維持管理も市が行います。詳しくは、下水道整備課へご相談ください。tel(864)1455


「市設置型浄化槽」を利用するかたの負担

■浄化槽本体の設置分担金
 設置する人槽(※)により異なります
*浄化槽の大きさの目安。建物の延べ床面積や使用予定人員などにより決まります。
■上水道使用の場合はその使用料
 基本使用料月額1,020円+従量使用料+消費税相当額
■浄化槽以外の排水設備・トイレ改造工事費用
■浄化槽の運転に要する電気代

来年3月まで増額
トイレ水洗化の融資あっせん、助成金利用のラストチャンス!

 トイレの水洗化は、くみ取りの必要がなくなるほか、排水による悪臭を防いだり、川・海の水質を改善するなど、重要な役割を果たしています。
 上下水道局では、ご自宅のくみ取りトイレや浄化槽を水洗トイレに改造する工事に対し、資金の融資あっせんや助成金の交付を行っています。来年3月まで各制度の金額を増額していますので、ぜひこの機会に水洗化をご検討ください。

●融資あっせん制度(利子は上下水道局が負担)
◇くみ取りトイレを水洗トイレに改造する場合
 融資限度額→一般住宅70万円(20万円増)
*貸家などで、くみ取りトイレが複数の場合は、1槽あたり60万円、最高5槽300万円まで借りられます。

◇浄化槽を水洗トイレに改造する場合
 融資限度額→一般住宅30万円(5万円増)
*貸家などで、浄化槽が複数の場合は、1槽あたり25万円、最高5槽125万円まで借りられます。

●助成金制度
融資あっせん制度を利用しないで工事を行うかたを対象に、4万円(2万円増)を助成します。
<問>上下水道局給排水課tel(823)8432

カンちゃん
上下水道ミニ知識
秋田市の近代化遺産“藤倉水源地”


 秋田市の水道発祥の地である藤倉水源地(山内地区)は、明治40年に一部通水を開始し、昭和48年に取水を停止するまでの70年近く、市民生活に潤いをもたらしました。
 日本の近代水道の遺構として極めて保存状態が良かったことなどから、平成5年には、近代化遺産として初めて国の建造物の重要文化財にも指定されています。
 水道施設としての役割は終えましたが、いまも太平山から流れ出る豊富な水を受け止めています。その流れ落ちる水しぶきと、周囲の新緑とのコントラストはこの季節ならでは。旭川上流に少し足を伸ばして、散策に訪れてみてはいかがですか。

(写真下)藤倉水源地の工事風景(明治36年ごろ)。完工した明治44年当時の秋田市の人口は約35,000人、給水戸数は約5,000戸でした

◇排水設備工事責任技術者試験

講習/9月26日(金)9:30〜15:30
試験/10月31日(金)10:00〜12:00
会場/秋田県JAビル9階大ホール
受験手数料/6千円

●申し込み
 …上下水道局(川尻)1階の給排水課にある用紙で、7月1日(火)から11日(金)までにどうぞ。用紙は、秋田県下水道協会ホームページからも入手できます。
http://www.gs-akita.com/

●問い合わせ
 秋田県下水道協会事務局tel(864)1427

◇「上下水道の広場」では、
 みなさまからのご意見、ご質問などをお待ちしています。

〒010-0945 川尻みよし町14-8
上下水道局総務課経営企画係
tel(823)8434
FAX(824)7414
Eメール ro-wtmn@city.akita.akita.jp

上下水道局ホームページで、水道と下水道に関するさまざまな情報をご覧いただけます。ぜひご活用ください。
http://www.city.akita.akita.jp/city/ws/


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