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2014年7月4日号

市長コラム

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「市長ほっとコーナー」
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VIVA(ビバ)ハピネッツ

市長穂積 志(もとむ)

感動をありがとう!
 平成22年10月16日、ここ秋田市で“産声”(うぶごえ)をあげた秋田ノーザンハピネッツ。当日、私も観戦した県立体育館での開幕戦を、今でも鮮明に覚えています。
 また、今年1月、本市で行われたbjリーグ・オールスターゲームや、5月のプレイオフ、対青森ワッツ戦などにも駆けつけ、スタンドのブースターと一体になって声を張り上げたりもしました。
 そして、念願の東京・有明コロシアムで手にした、東地区優勝とリーグ準優勝のタイトル。5月24日・25日の両日、私は「東北六魂祭」のため山形市に出張中で、有明での応援はかないませんでしたが、観戦したかたがたの話やマスコミ報道、そして、市役所に報告に来てくれた中村ヘッドコーチや選手の話を伺っていると、そのときの興奮や感動がひしひしと伝わってきました。本当に、今シーズンのハピネッツの活躍には、市民県民の一人として感動し、勇気と元気をもらいました。
 秋田にはサッカーのブラウブリッツもあれば、ラグビーのノーザンブレッツもあります。有明コロシアムをチームカラーのピンク色に染めたハピネッツブースターの熱気が強烈に印象に残ったように、地域スポーツの持つ力には、今更ながら本当に驚かされます。
 私は、これほど都市の一体感を分かりやすく体現できるものは、他にないのではと思うときがあります。現在、本市の総合計画「県都『あきた』成長プラン」で、6つの成長戦略を示し、いの一番に「都市イメージ『ブランドあきた』の確立」を掲げていますが、今回のハピネッツの快挙は、一層このブランドに磨きをかけてくれました。
 スポーツを通した盛り上がりは、さまざまな場面に波及します。ひと頃、ポートタワー・セリオンが、応援の意味を込めてピンクにライトアップされたり、エリアなかいちのマスコット「与次郎」が、ピンクのチームTシャツを着ていたこともありました。そして、その経済効果。直接的なチケット収入やグッズ販売に加え、人が動くことによる交通費や宿泊費、土産代、さらにアウェー(敵地)での地元特産品の販売などは、まさに「外貨」の獲得にもなります。
 ほかにも、廃校となった上新城中学校のグラウンドは、現在、ハピネッツが地域と共同で立ち上げた農業法人の手により、ブルーベリーや野菜などの畑として活用されています。スポーツの力が、意外なところでも地域活性化へ裾野の広がりを見せており、今後の新たな展開に期待したいものです。
 さて、この梅雨が明ければいよいよ夏本番です。くれぐれも、健康には十分留意して良い夏をお過ごしください。

5月27日、ハピネッツのみなさんが報告に訪れてくれました


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