※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
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2014年9月5日号
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市長コラム |
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小さな一枚の絵〜一人ひとりが輝くために |
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市長●穂積 志(もとむ)
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市長室に小さな一枚の絵があります。秋田市に住む仁井田晶子さんの作品で、5月にアトリオンで開催された「グループ耀展」を鑑賞していたときになぜか目にとまり、身近に置きたくなって買い求めたものです。タイトルは“かぼちゃとメロン”。絵はまったくの門外漢ですが、それでも鮮やかで大胆な色使いや力強く描かれた線に明確な意思を感じ、彼女の「表現したい」という思いにいつの間にか引き込まれていました。 |
仁井田さんは幼いときに先天性の疾患と診断され、知的障がいがあります。両親はそんな彼女を見ていて、絵を描くことが好きなことを見いだし、洋画教室に通うことを勧めたそうです。指導した石川恭子先生は、「通ううちに主題に添って混色したり原色を使用したりして、魅力的なハーモニーを出せるようになってきている」とおっしゃっています。
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