※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2015年1月2日号

特集 若きチャレンジ2015

信じる力 飛躍を誓う


 2015年がスタートしました。今年始めの特集は、新年を飾るにふさわしく、さまざまな分野で活躍・飛躍を誓う“若い力”にインタビューしました。
 しっかりと地に足を着け、目標に向かってひたむきなみなさんの頼もしい声をお届けします!

チームワーク

ラグビーで魅せる女子の底力


“秋田ノーザンブレッツプレアデス”の夏井花彩さん(左)と佐々木彩さん
(2人とも金足農業高校3年)

 女子ラグビーチーム“秋田ノーザンブレッツプレアデス”の2人は、毎週日曜日のプレアデスの練習に加えて高校でもラグビー部に所属し、コンタクト(体をぶつけること)以外のランニングなどの練習で男子部員と同じメニューをこなすファイトの持ち主です。佐々木さんは「ラグビーはチームスポーツ。みんなが助けてくれて、自分も誰かを助けることができます。パスをつないでトライできた時はとてもうれしいです」とその魅力を話してくれました。
 この女子ラグビー、平成28年の「岩手国体」からは正式種目(7人制)に採用されます。夏井さんは「競技の知名度はまだまだです。もっとアピールしてメンバーを増やし、プレアデスのみんなで岩手国体に出場したいです」とチームの目標を語ってくれました。

パスをつないで勝利をめざす!

★秋田ノーザンブレッツプレアデス
 秋田ノーザンブレッツR.F.Cが運営する女子ラグビーチーム。平成23年に結成され、現在、中学生以上のメンバー20人が練習に励んでいます。

新成人

一生に一度、心に残る“つどい”に


新成人のつどい運営協力委員長の小泉隼人さん(秋田大学2年)

「今まで人任せでやってきたことが多かったので、自分が先頭に立ち、責任を持って何かをやりたい」と思ったのが参加のきっかけと話すのは、今年の「新成人のつどい」運営協力委員長を務める小泉さん。昨年の夏から委員8人で何度も打ち合わせを行ってきました。「会を重ね、メンバーで話し合いアイデアを練りました。きっといい成人式になります。お楽しみに」と、その表情から充実感がにじみ出ます。 
 小泉さん自身の将来の夢は警察官になること。「今以上に経験を積んで、人間として成長していきたいです!」と、20歳になってさらに自分に磨きをかけることを誓いました。

■新成人のつどい/1月11日(日) 午後1時から市立体育館で。開場は午前11時30分です。

農業

可能性∞(無限大!)6次産業化にワクワク!


“MCファーム”の小黒聖子さん(上北手)

 畑で野菜を抱え、ニッコリ微笑む小黒さん。以前は農業とは関わりのない事務職などをしていましたが、農家である実家で加工品作りをしようと昨年、一念発起。 「家で作るおいしい野菜をむだなく加工したかったんです。漬け物作りなどが上手な母の誘いもあり、6次産業化に挑戦しようと思いました。待望の加工所も3月までに完成予定なんです」と、その話しぶりからワクワク感が伝わってきます。
「加工所ができたら、秋田の味を母から受け継ぎながら、“洋風”テイストを加えた米粉のお菓子や漬け物を作ろうと考えています。それと“食育”の一つとして、いつかここを子どもたちの体験学習の場にしたいですね」と夢が膨らむ様子。手にした採れたて野菜と一緒で、小黒さんも今まさに活き活きと輝いてます。

地元愛

“ちゃぷ”でつながる人と人


“あらやちゃぷちゃぷ大学”の大谷 心さん(秋田公立美術大学2年)

 「あらやちゃぷちゃぷ大学」は、新屋の豊かな水資源をPRし、地域のつながりを広めようと作られた団体で、秋田公立美術大学の学生15人が中心となって活動しています。
 「春や夏には、地元の子どもと水遊びをしながら新屋大川端の水路を掃除しています。汚れがひどく誰も入らなかった水辺に、最近は親子の遊ぶ姿が見られるようになりました」と笑顔で話すのは同団体“学長”の大谷さん。ほかにも新屋の湧き水で作った飲み物を地元の祭りで提供するなど、さまざまな“仕掛け”でイベントを盛り上げています。
 「今年の冬は、お年寄りや子どもを集めて、温かい飲み物と会話で“ほっこり”する新企画『あったかちゃぷ』をやってみたいと思っています。お楽しみに」とニッコリ。学生たちの発想はどんどん広がります。地元とつながり、人をつなげる「ちゃぷちゃぷ大学」の今後の活動に注目です。

新屋鹿嶋祭で

みんなで水路をお掃除!

竿燈

伝統の後継者 熱き思い胸に


秋田工業高校竿燈会
伊藤寛太さん(秋田工業高校2年)

 秋田工業高校竿燈会は、唯一の高校生による竿燈会です。祭りが近づく6月頃から約30人のメンバーが練習を始めますが、放課後は部活動があるため昼休み時間を練習に充てています。次期キャプテンの伊藤さんは「みんな竿燈が大好き。昼ご飯の時間を惜しんで練習しています。僕自身は、3歳から竿燈を上げているので、できるだけ後輩たちに演技などのアドバイスをしています」と心強い言葉が返ってきました。
 今年の目標を聞くと、「昨年の妙技会の団体戦で5人で最後まで竿をつなぐことができたので、今年もみんなで竿をつなげること。そして個人戦で決勝の10人に残ること!」と熱い思いは早くも夏へ。「でも、“お祭り”なので、まずは高校生らしくみんなで楽しみたいです」と、笑顔も見せてくれました

昨年の学校祭でも注目の的!


夢は世界

その剣先に見据える“東京オリンピック”


松渕真平さん(外旭川中学校3年)
成田実礼さん(大住小学校6年)

 小・中学生のフェンシングチーム「ジュニアフェンサーズ」に所属する2人は、ともに家族の影響で競技を始めました。昨年の全国大会に出場し、松渕さんは中学生の部で3位入賞、成田さんは小学生の部で優勝するなど、将来の活躍が期待されている選手です。
 今年、松渕さんは高校に進学するためジュニアフェンサーズを離れ、部活動で競技を続ける予定。「早く環境に慣れて、秋の国体に県代表として出場するのが目標です」と話してくれました。中学生になる成田さんは「私は負けず嫌いな性格なので、先輩にも負けたくありません。中学でも全国優勝をめざします!」と、2人とも今年の目標がしっかりと定まっています。
 そして将来の夢を聞くと「世界を舞台に活躍する選手になって、2020年の東京オリンピックに出場すること」とまったく同じ答え。そんな頼もしい2人の言葉に迷いはなく、澄んだ真っ直ぐな瞳はしっかりと将来を見据えていました。

秋田フェンシング界期待の星!「AKITAスーパーわか杉っ子」(※)のみなさん

※秋田県のフェンシング・トップアスリートの発掘・育成プロジェクトの名称。松渕さんと成田さんも選出されています。


自分を信じ、未来をこの手に  輝け! 秋田の“若い力”



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