※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2016年1月15日号

ずっと忘れない

こころに、学舎(まなびや)

3月で閉校する雄和の小学校を紹介。4回シリーズの3回目!

川添小学校

旧校舎(明治30年頃)
雄和椿川字長者屋敷36-1

校歌
作詞:中川 正男 作曲:小野崎 晋三
一 長者の山の朝日かげ 空にひとひらあかね雲
  きょうのひと日があけてゆく
  望み輝く学校で 手に手をにぎり進もうよ
  われらわれら 川添小学校
二 椿の台の真昼時 駈ける若駒草いきれ
  夏のひと日をはげみゆく
  力みなぎる学校で 手に手をにぎり進もうよ
  われらわれら 川添小学校
三 雄物の川の夕日かげ 実る稲の穂そよぐ風
  きょうのひと日がくれてゆく
  行く手あかるい学校で 手に手をにぎり進もうよ
  われらわれら 川添小学校

「長者山」に見守られ、地域とともに元気に育った“川添っ子”

 川添小の歴史は、明治7年に創立された「椿川小学校」が始まりです。その後、明治34年に「田草川小学校」を統合して今の学区になりました。
 学校を語る上で忘れられないのは、グラウンド脇の「長者山」の存在です。児童たちの身近な遊び場として昔から親しまれ、校歌にも登場するほど。急な坂が体力つくりにちょうど良く、そのおかげもあり、平成元年には全国保健体育優良校に選ばれました。
 また特徴的な取り組みとして、雄和町時代、ミネソタ州立大学機構秋田校と交流を深め、当時珍しかった英会話クラブを作ったり、ハロウィーンイベントにいち早く親しんだりしました。
 もちろん、地域との交流も盛んです。20年近く行っている「土曜PTA」という行事では、地元のかたを講師に迎え、さまざまな企画から選んだ自然観察やもの作りなどを親子で体験したほか、おじいちゃん、おばあちゃんがメインで参加する「祖父母PTA」では、家族やご近所同士でグループを組んで“なべっこ”を開き、協力して作ったおいしい鍋に舌鼓を打ちました。
 こういった活動を通じ、地域とともに、学校のスローガン通り「やさしく・たくましく・かしこく」育った子どもたち。長者山に見守られ、楽しく過ごした思い出を胸に、新しい学校を元気に盛り上げてくれることでしょう。

…平成27年12月現在の在校生は130人。うち最後の卒業生は28人です。

\(^O^)/笑顔の思い出♪

「土曜PTA」で雄和太鼓に挑戦

「祖父母PTA」でなべっこ

We love 長者山!  頂上に集合!


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