|
※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
|
2016年2月19日号
|
平成26年度秋田市決算 |
効果的・効率的な財政運営に努めました |
一般会計は約19億円の黒字 |
一般会計は、福祉や都市基盤の整備、教育など、市の一般的な事業に使われる経費です。平成26年度は、歳入から歳出を差し引いた25億9千563万円から、平成27年度に繰り越した事業の財源となった6億9千910万円を除いた、18億9千653万円(前年度比27.6%増)の黒字になりました。
歳入では、企業収益の改善による法人市民税の増加で、市税が1億2千244万円増えました。また、臨時福祉給付金給付事業の実施による補助金の増加などにより、国庫支出金が13億6千847万円増えました。 歳出では、新庁舎の建設事業が本格化したことにより、総務費が14億4千813万円増えました。また、冬期間の降雪量が少なかったことによる除排雪関係経費の減少などにより、土木費が10億8千640万円減りました。 |
一般会計決算額と歳入・歳出の内訳 |
歳入→1,276億7,586万9千円 |
(前年度比 25億9,735万6千円増)
![]() |
歳出→1,250億8,024万4千円 |
(前年度比 18億1,024万9千円増)
【目的別】 ![]() 【性質別】 ![]() *項目を合算して掲載しているため、一部構成比が一致しない場合があります。 |
特別会計は約9億円の黒字 |
特別会計は、介護保険や国民健康保険など特定の事業を行う場合、その収入を支出に充てるため一般会計と区別している会計です。
全体では、平成26年度の歳入決算額から歳出決算額を差し引いた9億4千218万円から、市有林会計で平成27年度に繰り越した事業の財源となった169万円を除いた、9億4千49万円の黒字となりました。 |
特別会計のおもな内容 |
■土地区画整理会計
秋田駅東地区などの整備 ■市有林会計 市有林(約2千ヘクタール)の管理 ■市営墓地会計 平和公園・南西・河辺・北部の各墓地を管理 ■廃棄物発電会計 総合環境センターの廃棄物発電で生じた余剰電力を、電気事業者へ売却 ■国民健康保険事業会計 国保税の徴収、保険給付など |
特別会計決算 |
![]() ※市有林会計は、27年度への繰り越し財源が1,694千円。 |
財政メモ |
■一般会計の「民生費」は、おもに福祉関係の手当や補助、保育所の運営などの経費です。「総務費」には新庁舎建設、東部市民サービスセンター整備費などが含まれます。「土木費」は都市計画、道路や橋の新設・修繕、除排雪、公園の維持管理などです。
![]() 東部市民サービスセンター ■「市債」とは、学校や道路などを整備するために国や金融機関などから借りるお金のことです。平成26年度末の市債残高(特別会計含む)は約1千462億円で、前年度から約45億円増加しました。 ■秋田市では「一般会計」「特別会計」のほかに「企業会計」があります。企業会計は、上下水道局の水道・下水道・農業集落排水事業です。上下水道局の決算は、昨年の広報あきた12月4日号に掲載しています。 |
指標で見る秋田市の財政 |
自治体の財政の健全性を示す指標に、秋田市の平成26年度決算を照らしてみました(赤字の数値)。
財政力指数→0.630(前年度0.620) 数値が「1」に近いほど財政力が強く、「1」を超えると財政的に余裕があるといえます。 経常収支比率→91.4%(前年度89%) 財政構造の弾力性を判断する指標。80%を超えると、硬直化(ゆとりがない)傾向にあるといえます。 実質公債費比率→11.8%(前年度12.4%) 公債費に充当された一般財源の額が標準財政規模(一般財源の標準規模)に占める割合。国が示す基準値(18%)を超えると、市債の発行が制限されます。 |
![]() |