※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
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2016年3月4日号
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市長コラム |
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動物と語らう森 |
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市長 ● 穂積 志(もとむ)
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真綿のようにふっくらとした新雪の上に、朝、かわいい足跡を見つける時があります。小さな3つの爪跡はスズメでしょうか。少し大きめのは、自宅周辺に散歩にくるキジかも知れません。肉球のふくらみを感じさせる猫らしいものもあれば、大きな靴跡が一緒なのは愛犬との散歩のようです。
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最近のミルヴェは、冬期間でも土・日や祝日は開園しており、当日はこの季節に珍しい快晴で穏やかな日和でした。私が着いた頃には、入場者が1千人を越え、ちょうどレッサーパンダの「まんまタイム」の時間でした。これは、飼育員の解説付きで動物たちの食事風景をご覧いただくもので、りんごを手にした飼育員とそれをじーっと見つめるレッサーパンダの「ゆりちゃん」との息がぴったりで、まるで言葉が通じているようでした。それだけ、普段から動物に愛情を注ぎ飼育しているということなのでしょう。また、動物だけでなく観覧者を引きつける話術も楽しく絶妙で、私もしばらくの間、飼育員の話とレッサーパンダの動きに釘付けとなりました。
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春は、家庭や学校、職場も何かと動きのある落ち着かない時季ですが、気持ちをリフレッシュさせるために「動物と語らう森」に、まずは一度足を運んでみてください。きっとみなさんを満足させてくれるはずです。
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