※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2016年8月5日号

市長コラム

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「市長ほっとコーナー」
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ようこそあきたへ(2) 〜移住・定住のすすめ

市長 穂積 志(もとむ)


秋田市東京事務所内にある
「移住相談センター」
 先月号では「秋田市観光myタクシー」をご紹介しながら、秋田の持つ観光資源の豊かさの一端をお話しました。今回は、おもに東京など首都圏との比較において、私なりに考える秋田の素晴らしさについて述べたいと思います。
 総務省が先月発表した今年1月1日現在の人口動態調査によれば、全国で人口が増えたのは東京都など6都県だけで、しかも、他の41道府県が人口減少する中、東京については増加幅も拡大しているとのこと。つまり、東京への一極集中がさらに加速している現状が示されました。
  確かに、県民所得や求人倍率の高さなどの経済指標、文化・芸術関係施設の集中、大学をはじめとする高等教育機関の充実などを見ると、東京が多くの魅力を備えた国際的な大都市であることに疑いを差し挟む余地はありません。また、多様な商業・宿泊施設や各種プロスポーツ、大型テーマパークなど、大都会のにぎわいや華やかさ、楽しさにおいても大いにひかれるものがあります。
 ただ、ここでちょっと立ち止まってみてはいかがでしょうか。上京の折、満員電車に揺られるサラリーマンの疲れた表情を見かけたときなど、日々の生活の中で感じる「本当の豊かさ」とは何だろうと、ふと考えることがあります。
 四季のメリハリに富んだ豊かな自然環境、細やかな人情、そしておおらかな県民性。全国トップレベルの学力と子育て環境は、これから家庭を持とうとする若い世代には最適です。加えて、一戸建て持ち家比率の高さに代表される地価・物価の安さや、短い通勤・通学時間による時間的なゆとりも重要です。犯罪や交通事故の発生率の低さ、少ない自然災害は、安全・安心な生活をおくる上でのポイントにもなると思います。
 今年本市で作成した移住・定住ガイドブックには、「ちょうどいいから住みやすい」とあります。限られた紙面で全部を紹介できないのが残念ですが、秋田市は、雇用の場やまちのにぎわいなどは都会に及ばないものの、医療・福祉・子育て・学校教育など一定の都市機能を備えています。
 学校は夏休みも中盤、まもなくお盆もやってきます。久しぶりに帰省して、ふるさとでこの欄をご覧になっているかたもいらっしゃるのではないでしょうか。日常の生活にとっての本当の幸せとは?ご一考願えたらと思います。
 あるいは、今年の夏は帰省できなくても、首都圏などに住むお子さんをお持ちの親御さんも多いことでしょう。電話や手紙ででも、ふるさとの持つ豊かさについて話題にしていただければ幸いです。

秋田市への移住・定住に関しては、体験ツアーや各種催しへの出展、YouTubeによる動画配信などを行っています。詳しくは次のホームページをご覧ください。
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秋田市の移住・定住ガイドブック


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