※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2016年10月7日号

10月/がん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーン月間

健康な 今こそ受けよう がん検診


 がんは早期発見することで、治療方法を選べ、治療に要する期間や治療のための精神的・身体的負担などを軽くできます。
 がんになると、家族・友人・同僚など、多くの人が影響を受けます。ご自身だけでなく、あなたの大切な人のため、生活習慣に気を配り、早期発見、早期治療を心がけ、検診を受けましょう。
●問い合わせ/保健予防課tel(883)1176

*「秋田市の健診ガイド」(左の冊子)は、市の施設、市内金融機関などにも置いています。

「健康だから大丈夫」と思っていませんか。
各種検診は「健診ガイド」でご確認ください

 早期のがんはほとんど自覚症状がなく、自覚症状が出たときはすでに進行していることもあります。検診では、自覚症状のないがんを発見することができ、早期の場合は、胃がんのように9割以上が治るものもあります。
 5月に全戸配布した「秋田市の健診ガイド」には、職場などで検診を受診する機会がないかたを対象とした、各種検診の案内を掲載していますのでご確認ください。下記ホームページからもご覧いただけます。
 なお、胃がん検診と胸部検診は11月まで検診車が各地区を巡回しています。胃がん検診の巡回日程は、「秋田市の健診ガイド」に、また、胸部検診の巡回日程は広報あきた9月16日号に掲載しています。地区に関係なく都合の良い会場で受診してください。
http://www.city.akita.akita.jp/city/hl/pr/guide/h28guide.pdf

がん経験者からのメッセージ

30歳代女性
 何気なく子宮頸がん検診を受けたら、再検査が必要と言われました。再検査の結果3か月に1回の検査が必要となり、その後病理検査のための手術を勧められました。
 手術の結果、「0期」の上皮内がんと診断されましたが、幸い切り取った部分でがんが留まっていました。検診を受けなかったらと思うとゾッとします。子宮を残すこともでき、この1月に無事第1子を出産することができました。

70歳代女性
 肺がん検診を受け続けていましたが、2年前の秋に肺がんと言われました。気が動転しましたが、初期の段階で見つかったため、右肺の3分の1の切除で済みました。今こうしていられるのも検診を受けていたおかげだと思います。

◆検診を「受けて良かった」体験を募集中です。ご協力いただけるかたは、保健予防課へご連絡ください(個人情報は公表しません)。投稿は下のQRコードからも

骨粗しょう症検診とおとなの歯科健診の受診を

骨粗しょう症検診は5年に1度(40歳から5年刻みで70歳までの女性が対象)、おとなの歯科健診は10年に1度(30歳から10年刻みで70歳までのかたが対象)の受診機会となります。
 対象のかたは、この機会にぜひ受診してください。

*秋田市の成人向け歯科健診は、昨年までの「歯周疾患検診」から「おとなの歯科健診」に名称が変わりました。

骨粗しょう症検診のすすめ
成田裕一郎先生(中通総合病院整形外科)

 骨粗しょう症は、骨の量が減少して骨の微細構造が弱くなり骨折しやすくなる病気です。加齢によって起こりますが、特に、閉経後の女性は、骨のカルシウムが血液に溶け出すのを防ぐ女性ホルモンが分泌されなくなるため、急激に進行することがあります。
 背骨(椎骨)や股、肩、ひじ、手首近くの骨が弱くなりやすく、軽い転倒でも骨折してしまうため、日常生活に大きな支障をきたし、手術や長期の入院が必要になることもあります。検診を受けてご自身の骨をきちんとチェックし、骨粗しょう症と診断されたかたは早めの治療をお勧めします。

歯の検診でお口の健康度をチェック
石川承平先生(いしかわ歯科・矯正歯科)

 口の中の二大疾患であるむし歯と歯周病は、気付かないうちに進行し、重症化します。むし歯であればひどい痛みが出たり、歯周病では歯が抜け落ちたりします。みなさんの体は、みなさんが食べた物から作られます。その入り口であるお口が不健康では、しっかりした体は作られませんし、健康ではいられません。
 おとなの歯科健診では、この二つの疾病をチェックすることができます。この機会に自分のお口を調べてもらうために、ぜひご活用ください。


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