※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2017年2月3日号

「秋田市の先人」の功績をシリーズで紹介

先人が残してくれた…(6)


勝平 得之

(かつひら とくし)
明治37年-昭和46年
(1904-1971)
鉄砲町(現・大町六丁目)生まれ






 勝平得之は、生涯秋田を離れることなく、郷土の自然や風俗を描き続けた木版画家です。紙漉き屋の長男として生まれた得之は、小さい頃から絵を描くことが好きで、家業を手伝いながら20歳の頃から独学で版画を学びはじめます。その後、浮世絵版画の美しさに出会い、「絵を描く」「版木を彫る」「紙に摺る」の3つの工程を一人で行い、独自の色鮮やかな彩色版画の技法を生み出しました。
 昭和4年に「外濠夜景」「八橋街道」が日本創作版画協会展に入選し、その後も各種展覧会に入選しました。郷土の情景が描かれた、得之の作品は多くの人に親しまれ、海外でも高く評価されています。

文書法制課ホームページに「秋田市の先人」を掲載しています。
http://www.city.akita.akita.jp/city/gn/dc/hs/senjin/senjin.htm

赤れんが郷土館3階
勝平得之記念館


 秋田の自然や風俗をテーマにした得之の作品のほか、版画の制作工程や道具、映像などにより、その生涯と業績を紹介しています。
開館時間/9:30〜16:30
入館料/200円(高校生以下無料)
●問い合わせtel(864)6851


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