※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2017年5月5日号

穂積市政3期目がスタート!

次世代に、つなぐ。さらに、前へ。


秋田市長選挙の結果(4月9日投・開票)

当選/穂積 志 氏 87,353票
   丸の内くるみ 氏 47,001票
投票率/51.77%
 …男性 51.60%、女性 51.91%
当日有権者数/264,580人
 …男性 122,669人、女性 141,911人


多くの市職員らが出迎える中での3期目の初登庁(4月10日)

穂積市長の略歴

昭和32年4月5日、新屋生まれ。60歳。秋田南高校、成蹊大学法学部法律学科卒業後、秋田市議会議員(1期)、秋田県議会議員(4期)を務め、平成21年に秋田市長に就任。任期満了に伴う今回の選挙で3期目の当選を果たす





←当選後の会見で(4月10日)

秋田市長 穂積 志(ほづみ もとむ)

 このたび多くの市民のみなさまからの負託を受け、引き続き本市の舵取り役を担うこととなりました。
 これまでの市政運営、そしてこれからのまちづくりのビジョンに対し、一定の評価と信任をいただいたことは誠に感慨深いものであり、与えられた責務の大きさに身の引き締まる思いがいたします。
     ◆
 3期目は、これまでの成果と経験を土台に、将来世代に対する責任を果たしていくという使命感のもと、喫緊の最重要課題である人口減少対策に、不退転の決意で臨む覚悟です。
 とりわけ子どもの出生数は、第2子が増加傾向にある一方、第1子が減少していることから、一定の所得制限のもと第2子まで実施している保育料無償化の対象を、第1子まで拡大したいと考えています。
 また、若い世代が結婚し、子どもを生み育てていくための基盤となる質の高い安定した雇用のさらなる拡大のため、「アンダー35正社員化促進事業」の対象を40歳未満まで拡大することや、高齢者の外出を促し、生きがいづくりを支援する「高齢者コインバス事業」の対象年齢を68歳から65歳まで引き下げることなどを検討します。
 そしてこの3月には、中心市街地活性化に関する基本方針などをまとめた基本計画が国の認定を受けました。「千秋公園(久保田城跡)と連携した城下町ルネッサンス(中心市街地再生)」を基本コンセプトに、「行きたい街」「住みたい街」「活力ある街」を目標に掲げています。
県・市連携文化施設の整備や旧県立美術館の利活用など、行政主体の事業のほかにも、秋田駅周辺のJR用地の開発、街なか居住を推進する「CCRC事業」、大町の魁新報社跡地への商業施設の整備、商店街を中心とした観光客受け入れのための環境整備など、多くの民間事業を盛り込み、県都の顔、中心市街地のさらなる活性化と魅力向上に官民一体で取り組んでまいります。
     ◆
 さて、4月後半、今年も秋田に桜の季節が巡ってきました。美しいピンク色の花を一斉に咲かせ、そして一斉に散ってゆくソメイヨシノ。その美しさとはかなさは、私たち日本人の心を魅了してきました。
 国内に数百万本ともいわれるソメイヨシノはすべて、江戸時代に生まれたたった1本の木を、人の手によって接ぎ木などで増やしたといわれます。今まで見たことのない見事な桜を見つけた植木職人の、何とかして子孫に受け継ぎたいという情熱が、現代の私たちへの素晴らしい贈り物になったのでしょう。
 3期目に臨む決意を、私は、 “次世代に、つなぐ。さらに、前へ。”というキャッチフレーズで表しました。
 市民一人ひとりが来年の春も、また次の春もしあわせに桜を眺めることができるように、そしてそれを次の世代にもつなげていけるよう、しっかりと地に足のついた市政運営に努めていくことが、この春改めて、私に与えられた天命だと考えています。

JR秋田駅周辺整備のミニチュア模型を見ながら談笑する穂積市長(中央)。4月1日のノーザンステーションゲート秋田グランドオープン式典で

*CCRC=「Continuing Care Retirement Community
 (継続的なケア付きの高齢者たちの共同体)」の略

桜咲く。来年も、またその先も


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