※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2017年5月19日号

いろいろあるよ

アキビノトビラ

秋田公立美術大学の情報を<毎号>お届け!


 四年制大学となり5年目を迎えた秋田公立美術大学。この4月には、芸術の分野だけでなく、広く社会で主体的に活躍できる人材を育成するために、大学院・複合芸術研究科を開設し、院生10人が新たな一歩を踏み出しました。
 これまでも、地域と協働しながらいきいきと活動する学生たちや、さまざまなコンテストなどで発表された優れた作品を、広報あきたでお知らせしてきました。
 まだまだ紹介しきれない秋田公立美術大学の取り組みはたくさんあります。もっと身近に、もっと知ってもらいたい。そんな思いをきっかけに新たなシリーズ「アキビノトビラ」を始めることにしました。

いろいろあるよ「アキビノトビラ」
 今回はスタート編拡大版として、この4月の動きをまとめて紹介します。

●秋田公立美術大学事務局企画課
 tel(888)8478
ホームページ
 http://www.akibi.ac.jp/index.html

大学院スタート!
“できる”人材育成に期待


大学院の授業風景。芸術によるまちづくりや地域貢献など、自分の感じたことについて、自由に意見を述べ合いました

 秋田公立美術大学大学院は、1研究科1専攻で開設されました。
 研究科目は「複合芸術」。「複合」とは、ローカル(地域)とグローバル(地球規模)、アートとテクノロジー、個人と社会といった複数の視点を持ち、それらを組み合わせて新たな次元を創り出すこと。院生たちは、この視点で現代芸術を学術的に研究し、いずれは芸術分野だけでなく、さまざまな場面で、さまざまな社会的課題の解決に取り組める人材としてはばたいていくこととなります。
 授業にのぞむ院生の表情は真剣そのもの。1期生10人の活躍が今から楽しみです。

新屋駅の小さな図書館
思い出の一冊をあなたにも


持ってきた本の思い出を一言。一冊にまつわるエピソードも、みなさん十人十色でした

 秋田公立美術大学とJR秋田支社、NPO法人新屋参画屋が協働して、新屋駅待合室に“小さな図書館”を設置しています。
 この図書館(本棚)には、寄付された本が置かれていて、貸し借りは自由。借りた本が気に入れば、違う本を返しても良いルールになっています。
 4月23日には、みなさんの寄付した本が一杯になったため、本棚を増やすついでに、さらに本を寄付してもらおうというイベントを開催しました。おかげでさまざまなジャンルの本が持ち寄られ、またちょっぴり本棚がにぎやかになりましたよ♪

柔軟な発想で
新屋駅前通りをデザイン


4月の開催期間中、会場は、学生と地域住民のみなさんとの交流の場にもなりました

 大学の景観デザイン専攻4年生が、新屋駅と今年7月に「秋田市新屋ガラス工房」がオープンする表町をつなぐ、新屋駅前通りを中心としたまちづくり構想をデザインし、通りに面した「アラヤニノ」(旧塚田美術印刷倉庫)で展示会を開催しました。
 この展示は3年次の成果で、自然や緑を生かしたもの、カフェや観光をテーマにしたものなど、学生ならではの視点を取り入れつつ、地域住民自身も楽しめる、可能性が感じられる素敵なまちづくりのアイデアが、パネルや模型で紹介されていました。

まち歩きの途中でほっと一息
学生がくつろぎの場所を演出


あらやちゃぷちゃぷ大学は、新屋の豊かな水資源を活用する取り組みなどを行っています

 4月22日・23日、新屋の表町・元町・日吉町・扇町にある商店などの店先で手作り品などを販売し、まち歩きを楽しんでもらおうというイベント「もの×まち さんぽ2017春」が行われました。
 表町通りの旧勝平酒造(渡邉幸四郎邸)では、学生らが中心となり地域貢献活動などを行っている「あらやちゃぷちゃぷ大学」がカフェを出店し、コーヒーや軽食などを提供していました。古い町家の雰囲気は、ほっと一息つく場所にピッタリ。学生たちの真心込めたおもてなしが、さらに心地良い空間を演出していました。


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