※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2017年5月19日号

★地域活性化、観光振興にはずみ★

北前船(きたまえぶね)寄港地 船主集落
祝!「日本遺産」認定

 このたび、秋田市を含む11市町で文化庁に申請した、北前船に関するストーリーが「日本遺産」に認定されました!
観光振興課tel(888)5602


上空からのぞむ秋田港付近

酒田市

松前町

敦賀市

 今回の認定は、文化庁が4月5日に開催した「日本遺産審査委員会」での審議を経て、全国の自治体から提案された79件のストーリーの中から、新たに17件が認定されたものです。
 「日本遺産」は、地域の歴史的魅力や特色を通じて、日本の文化・伝統をもの語るストーリーを文化庁が認定するものです。ストーリーを語る上で欠かせない、魅力あふれる有形・無形のさまざまな文化財を、地域が主体となって総合的に整備・活用し、国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより、地域の活性化を図ることを目的としています。

申請した11の市町

函館市・松前町(北海道)/鰺ヶ沢町・深浦町(青森県)/秋田市/酒田市(山形県)/
新潟市・長岡市(新潟県)/加賀市(石川県)/敦賀市・南越前町(福井県)

ストーリーの概要

荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間
〜北前船寄港地・船主集落〜


 日本海沿岸には、航海の目印となる山を風景の一部に取り込む港町が点々とみられます。そこには、港に通じる小路が随所に走り、通りには広大な商家や豪壮な船主屋敷が建っています。
 また、社寺には奉納された船の絵馬や模型が残り、京など遠方に起源がある祭礼が行われ、節回しの似た民謡が唄われています。
 これらの港町は、荒波を越え、動く総合商社として巨万の富を生み、各地に繁栄をもたらした北前船の寄港地・船主集落で、時を重ねて彩られた異空間として今も人々を惹きつけてやみません。

市庁舎前に祝賀看板を設置
港のにぎわいを後押し!

 「北前船寄港地」の日本遺産認定を記念して、市庁舎前に祝賀看板を設置しました。看板には、秋田藩士の荻津勝孝(1746-1809年)の制作といわれる「秋田街道絵巻」から、北前船が往来し、にぎわう当時の土崎港が描かれた部分が抜粋されています。
 昨年暮れの、「土崎神明社祭の曳山行事」を含む「山・鉾・屋台行事」(33件)がユネスコ無形文化遺産に登録されたことに続くうれしいニュース。これをはずみに、ますます港が活気づくようみんなで盛り上げていきましょう! 


5月1日の看板除幕式で。秋田商工会議所の三浦廣巳会頭、秋田みなと振興会の矢吹達夫会長、穂積 志市長、渡辺正宏議長の4人が除幕しました


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