※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2017年9月1日号

市長コラム

国内外からのお客さま

市長 穂積 志(もとむ)

秋田市友好・姉妹都市青少年会議に参加したみなさんと。
29人の学生(秋田市を含む)が交流を深めました。
会議の様子などは裏表紙に掲載しています

 今年の竿燈まつりは天候に恵まれ、会場に詰めかけた多くの観客に大きな喝采を浴びながら無事に終えることができました。関係者のみなさまには心より感謝を申し上げます。さて、今回は、海外と国内からのお客さまのことをご紹介しましょう。
 まずは、「秋田市友好・姉妹都市青少年会議」に参加するため、8月1日から9日まで本市を訪れていたドイツ・パッサウ市、アメリカのキナイ半島郡とセントクラウド市、ロシア・ウラジオストク市、そして茨城県常陸太田市からの学生16人です。これは本市の国際交流事業の一環として、姉妹都市などの交流を続けている各都市から青少年を招き、互いの文化に理解を深めながら、地球温暖化などの共通課題をテーマにグループ討議や施設見学などを行ったものです。
 8月8日には、今回学んだ成果についてのグループ発表会が行われ、私も出席しました。各都市ごとに10分程の説明でしたが、自分たちの住む地域が抱える環境問題を端的に訴え、秋田で見て・聞いて・感じたことを踏まえ、自然にやさしい循環型社会の構築、スマートフォンなどを活用した積極的な情報発信、再生可能エネルギーの導入といったアイデアが出されました。また、学生のみなさんが秋田での経験を活かし、母国に帰っても環境問題に関心を持ち続けたいと発言していたのが印象的でした。
 引き続き送別会が行われ、お世話になったホストファミリーのみなさんらと一緒にテーブルを囲みながら談笑する学生の姿をみて、言語や習慣は違っても、異なる文化に触れるときの好奇心に満ちた若い人の眼差しは、まさに未来の可能性を感じさせるものであり、これからも友好の証になっていって欲しいと心から感じました。
 さて、次は9日に開幕する「ねんりんピック秋田2017」の話題です。こちらは全国から、60歳以上のかた約1万人が参加する大会で、最高齢は、男性が弓道の96歳、女性がゲートボールの93歳の選手、秋田市で見ると男性が卓球の95歳、女性ではペタンクの80歳の選手となります。テーマは「秋田からつながれ! つらなれ! 長寿の輪」。選手・監督はもちろん、関係団体・企業、ボランティア、そして多くの市民が地域間・世代間の交流の輪を広げていってくれることを願っています。
 今、市庁舎前には、秋田杉の皮で縁取り、大木の年輪をイメージした花のモニュメントがあります。この年輪のように人生経験豊かな選手たちの、健康長寿を象徴するような活躍を、市民のみなさんと一緒に楽しみたいと思います。そして、国民文化祭や東北六魂祭のときのような真心込めた「おもてなし」で秋田へのお客さまをお迎えしたいものです。

◆市長の動向などは、こちらのホームページでをお伝えしています。
http://www.city.akita.akita.jp/city/mayor/


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