※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2017年9月1日号

9月・3月は秋田市自殺対策強化月間

守ろう大切ないのち


平成27年の秋田市の自殺者数は63人、自殺率(人口10万人に対する自殺者数)は、19.9で、平成26年より減少しています。年代では、50代、60代が多く、性別では男性の自殺が女性の2.7倍となっており、職業別では無職者、原因別では健康問題が多い状況です。
 尊い命を1人でも多く救うため、自分たちができることから取り組んでみませんか。

◎こころの健康に関する相談窓口

保健所では、精神科医、臨床心理士、保健師による相談を受け付けています。
秋田市保健所健康管理課精神保健・自殺対策担当(平日の午前8時30分〜午後5時15分)
tel(883)1180
健康管理課ホームページ
http://www.city.akita.akita.jp/city/hl/hm/kokoro-default.htm

いま、あなたにできること〜ゲートキーパー〜

 次の5つの項目が「ゲートキーパー(※)」の役割です。あなたの周りで、いつもと様子が違うと感じる人がいたら、まずは声をかけてみましょう。
(1)気づき
(2)声をかける

 …こころの悩みや問題を抱えている人が発する周りへのサインになるべく早く気づきましょう。次の項目に多く当てはまる場合、自殺のサインかもしれません。

1 気分が沈む、気力がわかない、眠れないなど、うつ病の症状がみられる
2
 頭痛・肩こり・体のだるさなど、原因不明の身体の不調が長く続いている
3
 飲酒量が増えた
4 安全や健康が保てなくなった
5
 仕事の負担が急に増えた、大きな失敗をした、失職した
6
 職場や家庭でサポートが得られない
7 本人にとって価値あるものを失った
8 重症の身体の病気にかかった
9 自殺を口にする
(1〜8に複数該当する人が自殺を口にするのは危険な状態です)
10 自殺未遂をした

(3)話を聴く
 …本人を責めたり、安易に励ましたり、考えを否定することは避け、話をそのまま受け止めましょう。

(4)必要な支援につなげる
 …自殺のサインに気づいたら、専門機関(医療機関や保健所など)に相談するよう促しましょう。

(5)見守る
 …温かく寄り添い、見守りましょう。

9月に実施される相談の窓口など

若者の心といのちのホットライン
対象/39歳以下で悩みのあるかた 日時/9月6日(水)・13日(水)・20日(水)、午前10時〜午後4時
相談電話/NPO法人秋田県就労・生活自立サポートセンターtel090-6623-9641


若者の語り場…直接会場へお越しください。
対象/39歳以下のかた 日時/9月9日(土)午後3時〜5時 会場/市役所2階の中央市民サービスセンター洋室6 参加費/500円
問/NPO目的のある旅の草野さん
tel080-3088-7506


死別の苦しみ・悲しみを語る集い「クレマチスの会」…直接会場へお越しください。
対象/大切な人との死別を体験したかた 
日時/9月16日(土)午後1時〜4時(個人ケアは3時20分〜。希望者は予約が必要です) 
会場/秋田県社会福祉会館 参加費/300円
問/秋田グリーフケア研究会
tel080-5000-8706


出前こころのケア相談…臨床心理士が、お話を聞き、ご本人が問題解決できるようサポートします。定員2人。
日時/9月26日(火)午後1時30分〜4時
会場/東部市民サービスセンター
申込/健康管理課tel(883)1180

※ゲートキーパー=悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聴いて、必要な支援につなげ、見守る人のこと。


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