※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2018年1月19日号

先人が残してくれた…(10)


関谷 四郎(せきや しろう)

明治40年-平成6年(1907-1994)
外旭川生まれ

 関谷は、若い頃から市内の金銀細工店で修行を積み、昭和2年、20歳のときに上京、鍛金家・河内宗明の内弟子となりました。約10年後に独立、作家として独自の道を歩むこととなります。
 そして鍛金の中でも最も難しいとされる、銀や銅など異なった金属を接合する「接合せ」という技法を取り入れ、各展に数多くの作品を発表。長い修練によって得たその技が認められ、昭和52年には「人間国宝」の指定を受けるなど、日本金工界に大きな業績を残しました。 

「銅鉄接合水滴」昭和49年(1974年)

*「秋田市の先人」の功績をシリーズで紹介(不定期)

鍛金家・関谷四郎
生誕110周年記念特別講座

日時/1月27日(土)14:00〜16:00
会場/赤れんが郷土館3階研修室
入館料/200円
 かつて関谷四郎に師事し、女性の金属工芸作家として初の国重要無形文化財保持者(「人間国宝」)となった大角幸枝さんを迎え、関谷の人物像や制作過程、金工の魅力についてお話していただきます。直接会場へお越しください。tel(864)6851


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