※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2018年2月2日号

市長コラム

秋田の冬を熱くした
アスリートたち

市長 穂積 志(もとむ)

1月19日の「秋田ふるさと市民賞」の表彰式

  穏やかな年明けでした。年末から正月にかけては、ラグビーやサッカー、駅伝などの全国大会のテレビ中継で地元高校生の応援に熱くなっていた市民のかたも多かったのではないでしょうか。
 時期は少し戻りますが、昨年12月、秋田の若者が躍動したうれしいニュースが相次ぎました。まずは、北都銀行バドミントン部の米元小春・田中志穂ペア、いわゆる“ヨネタナ”の世界一です。12月13日にアラブ首長国連邦ドバイで開催された「BWFワールドスーパーシリーズファイナルズ」女子ダブルスでの初出場初優勝という輝かしい成績。この大会はオリンピック、世界選手権に次ぐ世界最高峰の舞台であり、秋田市民として大きな誇りであり喜びです。
 市としては市民に元気と感動を与えてくれたことに感謝し、市役所前にお祝いの看板を設置し、さらには「秋田ふるさと市民賞」を贈ることを決めました。実は、米元選手は広島県、田中選手は熊本県出身で、元々秋田とは縁のなかった選手です。このことは見方を変えれば、1971年に創部し、日本リーグに参入以来順調にランクを上げてきた同部の選手強化策にかける地道な努力が実を結んだとも言えます。また、地域貢献活動にも熱心で、年間を通して県内の小・中・高校や特別支援学校などでバドミントン教室を開催しています。市民や経済人の間には、こうしたチームの姿に感動・共感し、新たに応援団を結成する動きもあるようです。
 なお、「秋田ふるさと市民賞」は日本人女性で初めてK2登頂に成功した小松由佳さん、ロンドンオリンピック女子バレーボール銅メダリストの江畑幸子さんに続いての授与となります。
 そしてもう一つはサッカーJ3 ブラウブリッツ秋田の優勝です。12月3日、アウェーの地・鳥取市での、まさにシーズンラストゲームでした。優勝するためには、1、2位が引き分けて、3位のBB秋田が勝つほかない状況で、奇跡的に栄冠を勝ちとりました。自力だけではなかったことを考えると、神様も味方してくれたように思います。市としても、J2昇格に向け、スタジアム整備などの面で出来るだけの支援をしていくつもりです。
 平昌オリンピック開幕はもうすぐですし、夏にはロシアでのサッカー・ワールドカップも控えています。来年はラグビー・ワールドカップが国内各都市で開催され、そしてその翌年はいよいよ東京オリンピックです。“ヨネタナ”の優勝が決まったとき、市役所前の看板に記した言葉はズバリ「東京五輪の星となれ!!」でした。

◆市長の動向などは、こちらのホームページでをお伝えしています。
http://www.city.akita.akita.jp/city/mayor/


©2018秋田県秋田市(Akita City , Akita , Japan)
All Rights Reserved.
webmaster@city.akita.akita.jp