※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2018年3月2日号

将来を見据えたまちづくりを


平成30年度当初予算案
全体予算額 2,302億1,688万6千円

【前年度比1.1%減】

●問い合わせ
 財政課tel(888)5466
予算案の概要は、ホームページでもご覧いただけます。
http://www.city.akita.akita.jp/city/fn/mn/
会計別の予算額
一般会計/1千277億3千万円
 県・市連携文化施設整備事業や中小企業金融対策事業が増加することなどにより、
 前年度比1.4%増
特別会計/687億5千445万円
 国民健康保険事業会計の財政運営の主体が県へ移行することなどにより、
 前年度比7.3%減
企業会計/337億3千243万6千円
 下水道事業会計、農業集落排水事業会計の建設改良事業の増などにより、
 前年度比3.0%増

 平成30年度の予算編成においては、人口減少対策の取り組みを加速させるとともに、「新・県都『あきた』成長プラン」【第13次秋田市総合計画】に掲げた施策・事業を着実に推進するため、選択と集中による予算の重点配分に努めました。
 予算案は、現在開会中の市議会定例会で審議が行われています。その内容について、新規事業を中心に概要をお知らせします。

将来都市像別にみる新規事業

 「新・県都『あきた』成長プラン」推進計画に掲げる5つの将来都市像に沿って、おもに新規事業について紹介します。
*平成30年度のおもな事業については、継続分も含め、議決後に改めて広報あきたでお知らせします。

将来都市像1
豊かで活力に満ちたまち

商店街の空き店舗対策/「秋田市立地適正化計画」における「都市機能誘導区域内」、および秋田市商店街連盟に加盟する商店街の空き店舗などへの新規出店に補助します
第141回秋田県種苗交換会関係経費/10月30日〜11月5日、アルヴェを主会場に、農業をメインとした食や観光が連携したイベントを開催します

平成21年に秋田市で開催されたときの種苗交換会の様子

アンダー40正社員化促進事業/非正規雇用者を正規雇用に転換した企業へ年額20万円を3年間補助する事業の対象年齢を、「35歳未満まで」から「40歳未満まで」に拡充します
秋田犬ふれあい事業/国内外で知名度が高い秋田犬とふれあえる場を千秋公園に設置し、秋田市への来訪者のおもてなし向上につなげます

写真提供:大館市役所

(仮称)新スタジアム整備構想策定協議会負担金/整備内容を検討するための新たな協議の場として設置する協議会の負担金

*秋田市立地適正化計画=コンパクトな市街地形成に向けた実施計画

将来都市像2
緑あふれる環境を備えた快適なまち

河辺墓地施設の復旧/昨年7月の豪雨による被害の復旧工事を行います
緑の基本計画の策定/平成20年策定の計画を改定します
御所野配水場緊急遮断弁整備事業/災害時における非常用の飲料水確保と、配水管破損後の流出水による二次災害を防止するために整備します
空き家定住推進事業/市の「空き家バンク」に登録した空き家を購入した移住者が行う、空き家の改修などの費用を補助する事業。新たに「秋田市立地適正化計画」の「居住誘導区域内」において、市内在住者が利用する場合も対象とします

将来都市像3
健康で安全安心に暮らせるまち

津波シミュレーションシステムの導入/土崎地区をモデルに、津波発生時の避難行動を映像などで学ぶ体験学習システムを導入します

災害対策本部室の大画面モニター

奨学金返還への助成/看護師に対し、市内医療機関への就職などを要件として、奨学金返還を助成します
ロタウイルスワクチン接種費助成/乳児のロタウイルスによる胃腸炎の重症化を防ぐため、予防接種費用の一部を助成します
ドローンの整備/災害時の情報収集用のドローンおよび映像伝送システムを整備します
介護ロボットの導入促進/介護従事者の負担軽減を図るために、介護サービス事業所が導入する経費の一部を助成します

将来都市像4
家族と地域が支えあう元気なまち

第1子保育料を無償化/平成30年4月2日以降に子どもが生まれる世帯を対象に、一定の所得制限のもと第1子の保育料を無償化します
奨学金返還への助成/保育士などに対し、市内認可保育所への就職などを要件として、奨学金返還を助成します
放課後児童クラブの施設整備費を補助/備品購入や修繕など、放課後児童クラブの整備に対し補助します
障がい者共生社会実現関連経費/「秋田市障がいのある人もない人も共に生きるまちづくり条例」の周知・啓発や、相談体制を整備します
地域まちづくり推進事業/中央・東部・南部の各市民サービスセンターを拠点に、各地域づくり組織とセンターが中心となって、市民協働による特色ある地域づくりを実践します
金足地区コミュニティセンター(仮称)の建設/老朽化した金足地域センターを、コミュニティセンターとして整備します(平成31年度まで)

将来都市像5
人と文化をはぐくむ誇れるまち

旧松倉家住宅の修復整備/県指定有形文化財の同住宅(旭南)を一般公開などで有効活用を図るため、整備に向けた実施設計を行います

藩政期の町屋形式を今に伝える住宅。明治39年建築。建物内には内蔵も

旧県立美術館活用事業/美術館の改修工事設計を行うとともに、管理計画を策定します
「バドミントン世界グランプリ(仮称)」の開催準備/平成30年度から4年連続で開催する国際大会に必要な環境整備を行います
ICTジュニア育成事業/プログラミングに興味のある子どもを対象とした講座を開催します
中学校トイレ環境改善事業/和式トイレを洋式に改修します。対象は18校


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