※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2018年10月5日号

10月はがん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーン月間

健康な今こそ受けよう がん検診


各種検診は「健診ガイド」でご確認ください

 がんは早期発見することで、治療方法を選べ、治療に要する期間や治療のための精神的・身体的負担などを軽くできます。
 がんになると、家族・友人・同僚など、多くの人が影響を受けます。ご自身だけでなく、あなたの大切な人のため、生活習慣に気を配り、早期発見、早期治療を心がけ、検診を受けましょう。
●問い合わせ
 保健予防課tel(883)1176

■ 「健康だから大丈夫」と思っていませんか?

 早期のがんはほとんど自覚症状がなく、自覚症状が出たときはすでに進行していることもあります。検診では、自覚症状のないがんを発見でき、早期の場合、胃がんのように9割以上が治るものもあります。
 5月に全戸配布した「秋田市の健診ガイド」には、職場などで検診を受診する機会がないかたを対象とした各種検診の案内を掲載していますので、参考にしてください。「秋田市の健診ガイド」は、市の施設・金融機関などにも置いています。

■ がん経験者からのメッセージ

【70代の男性から】
 日曜健診を受診したら、結果は要精検でした。その後、ステージⅢ(スリー)の肺がんという診断を受け、抗がん剤と放射線の治療を行い、現在は経過観察。毎年がん検診を受けていて異常がなかったのに、1年間でこんなに進行していたことに驚きましたが、検診で見つかってよかったと思います。
     ◆
…検診を「受けて良かった」といった体験談を募集しています。ご協力いただけるかたは、保健予防課へご連絡ください(個人情報は公表しません)。秋田市の電子申請で、スマートフォンなどからも申し込みできます
広報ID番号 1005783

■ 「骨粗しょう症検診」と「おとなの歯科健診」を受診しましょう

 市が行う「骨粗しょう症検診」は5年に1度(40歳から5年刻みで70歳までの女性が対象)、「おとなの歯科健診」は10年に1度(30歳から10年刻みで70歳までのかたが対象)の受診機会となります。

骨粗しょう症検診のすすめ
 成田裕一郎先生(中通総合病院整形外科)
 骨粗しょう症は、骨の量が減少して骨の微細構造が弱くなり骨折しやすくなる病気です。加齢によって起こりますが、特に、閉経後の女性は、骨のカルシウムが血液に溶け出すのを防ぐ女性ホルモンが分泌されなくなるため、急激に進行することがあります。
 背骨(椎骨)や股、肩、肘、手首近くの骨が弱くなりやすく、軽い転倒でも骨折してしまうため、日常生活に大きな支障をきたし、手術や長期の入院が必要になることもあります。検診を受けてご自身の骨をきちんとチェックし、骨粗しょう症と診断されたかたは早めの治療をお勧めします。

歯の健診でお口の健康度をチェック
 小林崇之先生(安倍歯科医院)
 お口の健康を保つには、口腔内の歯、歯肉の二つが健康でなくてはいけません。「おとなの歯科健診」では、この二つの疾病をチェックします。お口の健診も体の健診と同じで定期的に行うことが大切です。
 お口が健康でなければおいしい食事ができません。また、一番怖いのは、痛みがないまま慢性的に症状を悪化させることです。
 この機会に、自分のお口の状態を調べる歯科健診を、ぜひ受診してみましょう。


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