※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2019年9月6日号

市長コラム

市長 穂積 志(もとむ)

ラグビーの秋! ワールドカップ開幕!

ジョン・オコナーCEO(左)から贈られた、
選手のサイン入りジャージを手に

 ラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会がいよいよ20日に開幕します。世界ランキング9位に躍進した日本代表チームの活躍にも期待が高まりますが、ここ秋田にも楽しみがいっぱいです。
 W杯6大会連続出場のフィジー共和国代表チームが今月7日から12日まで、あきぎんスタジアムなどで最終調整のための事前合宿を行います。練習は一部公開され、世界トップクラスの迫力あふれるプレーを間近で見ることができます。7日・8日には「フィジー村」と銘打ったイベントを開催するほか、21日にはソユースタジアムで、初戦オーストラリア戦のパブリックビューイングを行いますので、ぜひ足をお運びください。
 このたびの事前合宿の誘致にあたっては、秋田市スポーツ国際推進員のセタレキ・タワケさんと、県のスポーツ国際交流員のジョシュア・ケレビさんの2人に大変お世話になりました。セタレキさんは現在、秋田ノーザンブレッツR.F.C.のシニアコーチを務めており、フィジー代表としてかつてW杯でも活躍し、地元では、いわば往年の王・長嶋のような存在という印象を受けました。また、元フィジーU20代表で、現在ノーザンブレッツで活躍中のジョシュアさんは、子ども向けのラグビー教室を行ったり、国際交流業務をこなしながら仕事とラグビーを両立させています。誘致活動の際は、視察などにも同行してもらい通訳もお願いしました。2人がフィジーとの橋渡し役として尽力してくれたことが、誘致の実現を大きく後押ししてくれました。
 さらには来年の東京オリンピック7人制ラグビーのフィジー代表の事前合宿誘致につなげるべく、先月中旬、県の堀井副知事や県ラグビー協会の千田会長、岩谷市議会議長とともにフィジーを訪れ、トップセールスを行いました。現地ではフィジーラグビー協会のジョン・オコナーCEOにお会いし、フィジーの「ワールドラグビーセブンズシリーズ」の3季ぶりの優勝と東京オリンピック出場決定に祝意を表し、W杯事前合宿の選定への感謝を述べてきました。大会ではフィジーがベストパフォーマンスを発揮できるよう、市民一体でおもてなしの心でお迎えすることを約束するとともに、東京オリンピックの事前合宿候補地として精一杯のアピールをしてきました。
 今回は、秋田北と将軍野の両中学校の選抜チームも派遣されており、今後の糧となるこういった交流を深め“ラグビー王国秋田〟の復活にも期待したいところです。
 「ラグビーは冬」というイメージでしたが、私にとって、今年は暑く充実したラグビーの夏でした。そして秋、いよいよW杯開幕。本当の楽しみはこれから始まります。

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*世界ランキングは2019年8月23日現在です。


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