※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2020年3月6日号

令和2年度秋田市当初予算案

未来につなぐまちづくり

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 財政課tel(888)5466

秋田駅東口上空から西を臨む

 令和2年度の予算編成においては、引き続き、最重要課題である人口減少対策に取り組むとともに、「新・県都『あきた』成長プラン」【第13次秋田市総合計画】に掲げた施策・事業を着実に推進するため、選択と集中による経営資源の最適配分に努めました。
 予算案は、現在開会中の市議会定例会で審議が行われています。その概要について、「新・県都『あきた』成長プラン」推進計画に掲げる5つの将来都市像に沿って、新規事業を中心にお知らせします。

*令和2年度のおもな事業については、継続分も含め、議決後に改めて広報あきたでお知らせします。

全体予算額【前年度比3.5%増】
2,452億1,791万4千円

<会計別の予算額>
一般会計 1,396億円
 あきた芸術劇場整備事業や第2リサイクルプラザ火災復旧事業の増などにより、前年度比3.8%増(構成比は下図)

特別会計 727億4,684万5千円
 病院事業債管理会計における貸付金の増などにより、前年度比4.4%増

企業会計 328億7,106万9千円
 下水道事業会計における流域下水道事業の増などにより、前年度比0.5%増

<一般会計の構成比>

<1>豊かで活力に満ちたまち

■ICT商店街モデル事業
 商店街のICT(情報通信技術)環境整備を促進し、商店街の振興を図ります

■事業承継支援事業
 事業主の高齢化や後継者不足に悩む中小企業者へ、事業承継に必要な経費を補助します
■新規就農支援事業
 農業で自立しようとする新規就農者への支援を行うほか、新たに、県外からの移住就農者への軽トラック導入に対し支援します
■農業用ため池ハザードマップ作成
 全国的に豪雨などによる農業用ため池の決壊被害が発生していることから、146か所の防災重点ため池のハザードマップを作成します
■北前船寄港地フォーラム開催経費
 10月に秋田市で開催します

■東京2020オリンピック
 聖火リレー開催関連経費

<2>緑あふれる環境を備えた快適なまち

■総合環境センターの溶融施設の大規模改修
■追分駅のバリアフリー化への補助
 鉄道事業者が実施する、追分駅のエレベーター整備などの設計に対し補助します
■道路照明灯のLED化
 市が管理する道路照明灯を順次、LEDランプに交換していきます
■泉外旭川駅の整備
 来年3月の開業に向けて、駅前広場などを整備します

■交通系ICカードの導入の推進
 令和3年度運用開始をめざすバスへの交通系ICカード導入に対し、事業者に補助します

<3>健康で安全安心に暮らせるまち

■古川流域の治水対策
 浸水被害軽減のため、国・県・市の3者が連携し、総合的な治水対策に向けた調査などを行います
■がん検診の実施・助成制度
 胃がん・大腸がん・子宮頸がんなど各種がん検診を行い、引き続き自己負担の割引制度を実施します。また、10月から胃がん検診に、新たに胃内視鏡検査を導入します
■生活困窮者自立支援事業
 生活に困窮したかたが、生活保護となる前の段階で自立ができるよう各種支援を行います

<4>家族と地域が支えあう元気なまち

■エイジフレンドリーシティの推進
 高齢者に優しい健康長寿社会をめざし、市民意識調査の実施や、シニア情報ポータルサイト構築への支援を行います
■高齢者コインバス交通系ICカードの導入の推進 
 交通系ICカード導入に合わせ、コインバスもICカード対応とするための費用を、バス事業者に対し補助します
■子ども福祉医療制度の対象拡大
 医療費自己負担を助成している福祉医療制度について、小学生は所得制限の基準額を引き上げ、未就学児は所得制限を撤廃します
■副食費の助成
 認可保育所や認定こども園・幼稚園などを利用している、3歳児から5歳児までの園児の副食費の一部を助成します
■在宅子育てサポート事業の拡充
 在宅で子育てをしている家庭に交付している、子育てサポートクーポン券の枚数を16枚から22枚に増やします
■結婚新生活支援事業
 一定の要件を満たす新婚世帯へ、住宅購入や家賃、引っ越し費用の一部を補助します

<5>人と文化をはぐくむ誇れるまち

■あきた芸術劇場開館準備
 2022年にオープン予定の「あきた芸術劇場」の指定管理者の選定や愛称募集などを行います

■佐竹史料館の改築準備
 建替工事を行うための検討委員会を設置します
■文化会館40周年記念事業
 創作ミュージカルや文化団体による舞台公演などの記念事業を行います

■小・中学校給食施設の整備
 子どもたちに安全安心な給食を提供できるよう、給食施設の修繕などを行います

計画実施にあたっての取り組み
■行政手続案内システムの導入
 本庁舎窓口の混雑緩和や、来庁者の利便性向上のため、新たに手続案内システムを導入します
■次期秋田市総合計画の策定
 市民意識調査の結果や、社会経済情勢などを反映しながら、新たな総合計画を策定します


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