※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2020年10月2日号

環境特集・10月は食品ロス削減月間

ストップ!食品ロス

人にも地球にもやさしいあきたをめざして

●問い合わせ
 環境都市推進課tel(888)5708
 「食品ロス」とは、本来食べられるのに捨てられてしまう食品のこと。食品ロスは日本では年間612万トン!(平成29年度推計農林水産省・環境省)も発生しています。
 昨年10月には「食品ロスの削減の推進に関する法律」が施行されました。今回は、私たちにできる、食べ物をムダにしないための行動について考えます。

陳列前の食品ではありません!市が行っている家庭ごみの組成調査で、ごみ袋の中にあった使われないまま捨てられた食品です…

10月30日は食品ロス削減の日です

 日本での食品ロス年間612万トンの内訳は、家庭からが284万トン、レストランなどの飲食店、食品販売店などから出る事業系が328万トンです。
 世界には、ご飯を満足に食べられない人が8億人もいると言われています。日本の食料自給率は37%(平成30年度)と、多くの食べ物を輸入に頼っている一方で、食品ロスの量を一人あたりにすると、
全員が毎日、お茶碗1杯分!
ご飯を捨てていることになります。

現在、日本の人口は約1億2千600万人。こうして数字に置き換えると、なんだかとても複雑な気分に…。スッキリしないもやもやを少しでも解消するために、ご家庭や職場内で、一度食品ロスについて話し合ってみてはいかがでしょう?

お店では食べきれる量を考えて注文しよう!

 職場でのランチや宴会、家族や友だちとの外食などで、食べ残してしまうことはありませんか? 
 日本では、外食産業は食品ロス発生量の約20%(127万トン)を占めていて、店側の取り組みに加え、利用するお客さんも食べ残しを減らすことが重要です。
 あれも、これもとついつい注文しすぎてしまうこともあるかと思いますが、はじめから食べきれる量を意識して注文することも食品ロスを出さないポイントです。
 食べきれないと思ったときは、小盛りにしてもらうなどして、出された料理はおいしく食べきりましょう。

ご登録ください!もったいないアクション協力店


 市では、食べきれる量での料理の提供や持ち帰り希望への対応など、食べ残しを減らすための取り組みに協力していただけるお店を「もったいないアクション協力店」として登録しています。
 協力店は上のステッカーが目印!9月16日現在、96店舗が登録しています。協力いただけるお店のかたは、環境都市推進課へご連絡ください。
■協力店一覧は、市ホームページをご覧ください。
 広報ID番号1006188

今、世界的な問題となっている「食品ロス」に、秋田の二人のママが立ち上がった!その名は…

二人のママユニット「ずぼらんたん☆」に聞きました!

ズボラ上手ママの簡単♥食品ロス削減

 
整理収納アカデミアマスター・柳瀬わかなさん(右)
時短家事コーディネーターExpert・藤田ゆうみんさん(左)

日々の生活、ちょっとの工夫が食品ロス削減につながります。冷蔵庫の整理、買い物(買い方)、料理など。ママ目線で、今日からできる、あれやこれやをアドバイス♪
◆おもにテレビやラジオのメディアなどで活躍するお二人。柳瀬さんは7歳の、藤田さんは2歳と6歳のお子さんがいます。夫婦共働きで家事と育児をズボラ(上手に手を抜いて♪)にこなす二人が、秋田のママたちを応援する活動として始めたのが「ずぼらんたん☆」です。

冷蔵庫整理(詰めすぎない前提で!)

▼収納グッズ(トレー)で奥行きを攻略!アイテム別に引き出し式の収納にして、使い忘れを防ぐ!

▼定位置管理でストックを把握する。牛乳や酒類など「常にストックする飲み物は
●段目に」などと決めておけば、買い物前のチェック時も、過不足が一目瞭然!

▼グループ分けで使い忘れを防ぐ。「和食セット」「朝食セット」など、その時に使うものをカゴなどにまとめておくと、カゴごと出し入れするので、単品で冷蔵庫の奥にしまい込まれがちなモノも、使い忘れを防ぎやすくなります
▼日持ちするものは、作った日と中身を書いて保管

▼賞味期限が見えやすいように置く

買い物(買い方)のコツ

▼おトク感に翻弄(ほんろう)されない(銭失うべからず!)。ボトル調味料などは、酸化せずにおいしいうちに使いきれる量で買う。「おトク感を買う」癖を卒業するだけでもムダ買いが減らせます
▼安くても使い切れないものは買わない(メニューが思い浮かばない、家族の好みに合わないなど)
▼すぐに使わないものは、安くても見切り品を買わず、期限の長いものを選ぶ
▼冷蔵庫にミニホワイトボードを貼って、足りないモノをその都度書き足す。それをスマートフォンで撮影してからお買い物へ

料理のコツ

▼野菜の使いかけを残さない。薬味系など、一度にたくさん切って自家製の冷凍野菜にしておくと、欲しい分だけすぐに使える

▼余ったドレッシングなどを、料理の味付けに使う(チリソース×鶏肉、玉ねぎドレッシング×豚肉、ごまだれ炊き込みご飯など)
▼温野菜、蒸し鶏などのシンプルな料理にして、家族それぞれドレッシングやタレを付けて食べて使い切る(三連皿で、食べ放題のドレッシングバーのように)
)

ママヘのメッセージ


★とにかく冷蔵庫は「見える化」と「出し入れしやすさ」で、簡単に快適な毎日をキープして乗り切りましょう♪私が監修し、冷蔵庫整理収納術を掲載したパンフレットを、市役所3階の環境都市推進課でも配布しているので、そちらもご覧くださいね。

★仕事や育児に忙しくしていると、ついつい食べ忘れてしまうことってありますよね。でも、ちょっとした心掛けで、食品ロスを防ぎながら節約&時短にもつながりますよ!浮いたお金と時間は、家族や自分のために使いましょう♪
▼ずぼらんたん☆の活動は、ホームページもご覧ください!https://zuborantan.com/

野菜ソムリエプロの鈴木まり子さんに聞きました!

野菜を使い切るヒ・ン・ト♪

 
 食欲の秋ですね。秋はこれからどんどんいろいろな野菜が出てきます。サツマイモ、大根、キャベツ、白菜などなど…おいしいそうで、ついつい買いすぎてしまい、結局捨ててしまった経験はありませんか?
 今回は、秋から冬にかけて旬を迎える野菜をムダなく使いきるコツを紹介します。
サツマイモ
 ふかして食べるイメージがありますが、煮物やパンケーキに入れてもおいしいですよ。汁物もいいですね。余ったら、茹ゆでたり、蒸したりして冷凍保存すれば1か月は持ちます。
大根
 やはり煮物がおすすめ。葉っぱから皮まで全部使えます。余ったら、輪切りにして茹でて冷凍しておくと味がしみやすくなるので、次回料理するときの時短にもなります。 
キャベツ
 生食でも炒めても何にでも使えますが、ポトフにするとたくさん食べることができます。
 保存方法は、芯をくりぬいて、湿らせたキッチンペーパーを詰めておくと新鮮さを保ったまま保存できます。また、芯につまようじを2・3本刺しておいても(約3分の2)同じ効果があります。
白菜
 鍋物や漬物、キャベツのかわりにロール白菜にするのもおすすめですが、サラダにも挑戦してみてはいかがでしょう?千切りにすると芯の部分がシャキシャキした食感で、おいしくいただけます。いろいろなドレッシングでお試しを。
キノコ類
 石づきを落として、冷凍すると、細胞が壊れてうまみ成分が増加し、栄養やおいしさがアップします。
「これはサラダ」「これは煮物」といった固定概念にとらわれずに料理をすることが、食品ロス削減につながり野菜も喜びます。ぜひ、いろいろな料理方法に挑戦してください!

食材を有効活用するヒントは
こちらのミニ冊子でも!

 市では、鈴木まり子さん監修のもと、野菜や非常食などの食材を使い切るための「使いきりレシピ集」を作成しています。
 市役所3階の環境都市推進課で配布しているほか、市ホームページでもご覧になれます。
広報ID番号1021995


◆食品ロス削減の市政テレビ番組の放映も決定!詳しくは「市政番組」のページを見てね!

おいしく食べきり
ごちそうサン!デー


日時/10月18日(日)10:00〜15:00 *入場無料
会場/アルヴェ1階きらめき広場ほか
パネルディスカッション
 「ずぼらんたん☆」の二人も登場!食材をムダなくおいしく料理する方法など
映画「0円キッチン」上映
 「ムダなく食べきる」をテーマにしたドキュメンタリー映画(2015年オーストリア)
余り物を調理♪レシピコンテストメニューの試食
規格外農産物の販売
乾燥野菜作りワークショップ
お子さん向けイベントも!
 食品ロスをテーマにした園児のぬりえ作品展示、クイズに答えたお子さんにお菓子のプレゼント など
●問い合わせ
 環境都市推進課tel(888)5708
 市ホームページもご覧ください 広報ID番号1017412
■催しは、新型コロナウイルスの影響により中止または変更になる場合があります
■会場では、マスクを着用するなど、感染予防対策にご協力をお願いします


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