※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2020年11月6日号

市長コラム

市長 穂積 志(もとむ)

追い風!?“あきた市暮らし”


「クロッセ秋田」のオープン記念式典で。
秋田駅西口大屋根を抜けた仲小路沿いにできました

  日本中がコロナ禍にあって、新たな生活スタイルのあり方に加え、住むところに対する関心も高まっています。そんな中、秋田市にとってうれしいニュースがありました。8月に発行された週刊誌「AERA(アエラ)」(朝日新聞出版)の「後悔しない『コロナ移住先』ランキング」という特集で、本市が宮城県岩沼市とともに北海道・東北ブロックで1位に輝きました。“ウィズコロナ”の時代、インターネットのリモートワーク環境が整備され、自宅などで過ごす時間が増えていくことを見据え、“広い住宅/商業施設/カルチャー/将来性/子育てのしやすさ/治安/医療体制/災害対応”の8項目を指標化した独自分析によるものです。
 また、昨年もご紹介した「田舎暮らしの本」(宝島社)の「住みたい田舎ベストランキング」では、今年も全国の人口10万人以上の都市総合部門、東北エリア総合部門双方において高い評価を得ることができました。こうした評価を受けてか、同誌10月号では、「都市機能に豊かな自然、教育、アート まさに『ちょうどいい』から住みやすい…略…今、移住先として全国で注目を浴びる秋田市の魅力に迫る!」とのタイトルで本市が大きく取り上げられました。詳細は省きますが、これまで力を注いできた本市の政策を多方面から紹介してくれています。
 こうした記事に一喜一憂する訳ではありませんが、10年連続年度当初待機児童ゼロなどの子育て支援、高齢者コインバスなどのエイジフレンドリーシティ、秋田公立美術大学設置などの文化芸術振興、企業誘致や正規雇用の転換促進などの雇用創出、秋田駅周辺の民間主体のにぎわい創出などの政策が一つ一つ実を結んできているのではと思っています。
 さて、まさに秋田駅周辺の民間主体のまちづくりですが、先月5日、秋田版CCRC拠点施設「クロッセ秋田」のオープン記念式典に参列しました。これは、高齢者が健康なうちから居住し社会活動に参加しながら、医療や介護などのケアを継続して受けられる施設で、金融機関の支店やカフェ、医療・介護の相談窓口などが入居し、今後は、内科や歯科、美容クリニック、肉料理店などが入ることになっています。また60戸の分譲マンションはすでに完売し、その2割は首都圏などからの移住とのことで、高齢者が社会や地域の中でいきいきと生活し交流する施設として期待しています。
 朝夕はめっきり冷え込み、里も山も冬の装いを始めています。冬用コートやタイヤの準備など、私たちも一つ一つ季節に合わせて装いを整えていきたいものです。

◆市長の動向などは、市ホームページでお伝えしています。https://www.city.akita.lg.jp
※CCRC=「Continuing Care Retirement Community」の略


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