※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2021年4月2日号

令和3年度予算&事業概要

*各事業の予算額は、千円以下を四捨五入しています。

新型コロナウイルス感染拡大防止対策&各種支援事業

 新年度予算には、引き続き、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策や支援のための予算を計上しています。そのおもな事業は次のとおりです。
 商品券の発行や給付金などの助成事業は、内容が決まり次第、市ホームページ、広報あきたなどで随時お知らせします。

ワクチンの円滑な集団接種を行うため、3月15日に市保健センターで実施されたシミュレーションの様子

まん延防止対策
 新型コロナウイルス感染症の相談窓口を設置するほか、行政検査(医師や保健所の判断で行う検査)を実施し、入院治療が必要なかたの医療費を公費で負担します→8千659万円
救急医療を行っている医療機関への支援
 新型コロナウイルス感染症の影響を受けた救急医療を行っている病院へ、経費の一部を助成します→3千281万円
妊産婦への支援
 強い不安を抱える妊婦のかたへ、分娩前のウイルス検査費用を補助するほか、新型コロナウイルスに感染した妊産婦のかたへの相談支援を行います→2千502万円
ワクチンの接種(補正予算)
 新型コロナウイルスワクチン接種対象者にクーポン券を送り、国が示す優先順位に従い、随時接種を実施していきます→15億9千684万円
生活応援商品券を発行(補正予算)
 非課税世帯および子育て世帯を対象に、市内で利用できる商品券(対象者1人あたり1万円)を発行します→11億1千732万円
子ども応援給付金(補正予算)
 給付対象である児童を養育する保護者に、給付金(対象児童1人あたり1万円)を支給します→4億6千800万円
プレミアム付商品券を発行(補正予算)
 市内で利用できる市独自のプレミアム付商品券(1万円分を8千円で販売)を発行します→2億7千613万円
飲食業者の事業継続を支援(補正予算)
 令和3年1月から4月までのいずれか1か月の売り上げが、前年同月と比較して50%以上減少している飲食店などに支援金(1事業者につき10万円)を給付します→1億8千483万円
離職者の資格取得に助成
 新型コロナウイルス感染症の影響により離職したかたへ、資格・免許などの取得費用を補助します→653万円
離職者の採用を支援
新型コロナウイルス感染症の影響により離職したかたを、来年3月1日までに採用した事業者へ支援金を交付します→5千215万円
低金利での融資(補正予算)
 新型コロナウイルス感染症の影響を受けて収入が減少し、生活資金などが必要となった勤労者を支援するため、東北労働金庫に融資原資を預託し、低金利で円滑な融資を行います→5千万円

おもな事業の概要をピックアップ!

5つの将来都市像に沿った新年度事業

このページでは、「県都『あきた』創生プラン」に掲げる5つの将来都市像に沿って、おもな新年度事業をお知らせします。
★=新規事業 ◆=継続事業

秋田市まちなか観光案内所
観光案内の拠点として4月にオープン。建物は、明治34年に建てられた、県内初のレンガ造りの百貨店「旧大島商会店舗」を移築・再現したものです

アトリエアルヴェ
アルヴェ民間棟では、一足早く「ローカル5G」の通信環境を整備。秋田新都心ビル(株)が、アルヴェ内の映画館の一部を改修し、「アトリエアルヴェ」を3月にオープンさせました。働く場所と時間を選ばないリモートワーク用などに提供しています

<1>豊かで活力に満ちたまち

 産業振興により地域経済を活性化し、雇用とにぎわいを創出することにより都市としての求心力を高め、多様な交流や連携を構築し、県都として周辺圏域の発展を牽引する「豊かで活力に満ちたまち」をめざします。

★秋田市まちなか観光案内所がオープン
 「秋田市まちなか観光案内所」が、4月1日、大町にオープン!指定管理者が管理運営を行います→1千33万円
★アルヴェきらめき広場への「ローカル5G基地局」整備の一部を負担
 “アフターコロナ”を見据えた、にぎわいの回復とまちの活性化を推進するため、きらめき広場にローカル5Gの基地局を整備する経費の一部を負担します→500万円
*ローカル5G=地域の企業や自治体が、限られた敷地内などに設置する超高速な次世代通信システム
★大森山動物園の飼育展示を充実
 フタコブラクダなどの導入や、飼育展示環境の整備を行います→2千万円
◆誘致企業などが行う工場の新増設などの設備投資に対し助成(商工業振興奨励措置事業)→2億1千893万円
◆起業・創業を支援
 起業をめざすかたや創業間もない企業に対し、事業に必要なノウハウを提供するほか、市内で新たに事業を開始しようとするかたなどに必要経費の一部を補助します→1千191万円
◆女性が働きやすい職場環境づくりを支援
 女性が働きやすい職場づくりや、仕事と子育ての両立支援に取り組む企業の職場環境の整備に補助します→1千162万円
★中小企業の採用・人材育成に補助
 新規学卒者やAターン希望者などの採用活動費や人材育成費などに補助します→660万円
◆新規就農を支援
 農業での自立を図る新規就農者への支援のほか、新たに、移住就農者への経営開始時に要する経費を補助します→5千77万円
◆東京圏からの移住を促進
 東京圏からの移住を促す補助金の対象に、テレワーカー(社外でインターネットなどを活用して働く人)を追加します→932万円
◆子育て世代の移住を促進
 移動手段や生活必需品の購入費用を補助対象に追加します→2千592万円

<2>緑あふれる環境を備えた快適なまち


泉外旭川駅
 利便性の高い都市基盤を整備しながら、住みよい環境を保全し次世代へ継承することができるコンパクトシティを形成し、いつの時代においても、「緑あふれる環境を備えた快適なまち」をめざします。

★泉外旭川駅への安全な路線バス乗り入れのための道路(外旭川側)改良工事→1千729万円
◆交通系ICカードの導入の推進
 令和3年度中に運用開始予定の交通系ICカードについて、運用経費をバス事業者へ支援します→447万円
◆ごみ減量を促進
 集団回収の実施団体への奨励金の交付、家庭ごみ減量キャンペーンの実施など、引き続きごみ減量・リサイクルへの取り組みを促します→2千180万円
◆次世代エネルギーパークの運営
 市内の再生可能エネルギー施設の案内体制を整え、見学してもらうことで、地球温暖化や脱炭素、エネルギーに関する理解と関心を高めます→563万円

<3>健康で安全安心に暮らせるまち

 生活の危険を回避できる十分な体制を整備し、市民が健やかな心身を保ちながら、「健康で安全安心に暮らせるまち」をめざします。

★水害ハザードマップの情報などを更新
 予想される浸水区域や避難場所などを更新したハザードマップを作成します(配布は令和4年度初め)→2千74万円
★茨島の施設を、周辺地区の避難所や備蓄倉庫として活用→124万円
★介護に関する資格取得費用の一部を助成→190万円
◆消防庁舎の改修
 改修は令和5年度までの予定です→1億2千246万円

◆歩くベあきたで健康づくり
 生活習慣病の予防を推進するため、歩く機会を増やしてもらう「歩くべあきた」を今年度も実施します→68万円
◆がん検診の実施
 胃がん・大腸がん・子宮頸がんなどの検診を行うとともに、引き続き自己負担の割引制度を実施します。また、新たに集団健診に予約制を導入します→2億3千61万円
◆自殺対策
 自殺対策事業の充実・強化と民間団体の活動支援を行い、自殺者数の減少を図ります→969万円

<4>家族と地域が支えあう元気なまち

 家族の絆・地域の絆・人と人との絆のもと、すべての市民が主人公として尊重され、充実した生涯を送ることができる「家族と地域が支えあう元気なまち」をめざします。

★成年後見制度の利用促進
 利用促進に関する計画の策定や中核機関の設置・運営などを行います→1千45万円
◆エイジフレンドリーシティの推進
 高齢者に優しい健康長寿社会をめざし、第3次行動計画を新たに作成します→45万円
◆高齢者コインバス事業への交通系ICカード導入の推進
 交通系ICカード導入後に、コインバスもICカードに切り替えるための準備費用を、バス事業者へ支援します→1千455万円
◆不妊治療費を助成
 不妊治療を行った夫婦に対し、治療費の一部を助成するほか、不育症検査費用の一部助成を追加します→1億112万円
◆ふたりの出会いを応援
 あきた結婚支援センターの登録料を補助します→172万円
◆結婚新生活を支援
 一定の要件を満たす新婚世帯へ、住宅購入費や家賃、引っ越し費用の一部を補助します→1千153万円
◆在宅子育てサポートクーポン券の交付→3千990万円
◆すこやか子育て支援事業
 認定こども園、地域型保育事業、認可外保育施設などを利用している児童の保育料や副食費を、保護者の所得状況に応じて助成します→3億282万円
◆上北手地区コミュニティセンターの改築
 老朽化に伴う建て替えを行うため、建設用地の造成工事を行います。令和5年度完成予定→3千558万円

笑顔がいちばん!
このページの子どもたちは寺内保育所のみんなです!(3月撮影)
★=新規事業◆=継続事業
*各事業の予算額は、千円以下を四捨五入しています。

<5>人と文化をはぐくむ誇れるまち

 歴史や文化をいかした魅力あるまちづくりを進めるとともに、生涯にわたり学習・文化・スポーツ活動に取り組める環境の中で、誰もが目標に向かって成長し、希望に満ちた生活を送ることができる「人と文化をはぐくむ誇れるまち」をめざします。

★秋田市文化創造館の管理運営
 管理運営を指定管理者が行います→1億2千126万円

文化創造館
★次世代型学校ICT(情報通信技術)運用
 小・中学校の校内ネットワーク機器などの運用のほか、ICT支援員を配置し、児童・生徒の端末操作へのサポートを行います→1億7千254万円
★小学校へ防犯カメラを設置→3千49万円
★日新小学校の増改築
 施設の老朽化に伴う増改築工事を行うため、隣接地の土地の取得や設計などを行います→1億5千341万円
★市立学校への空調整備
・市立小学校→1億4千164万円(設備の賃借・移設費)
・市立高校など→9千40万円(設置工事費)
◆学校統廃合の準備
 統合を円滑に行うために、統合を予定している学校同士での交流事業の実施や、閉校記念式典を開催するほか、保護者の負担を軽減するための体育着の購入や、学校備品などの移転・整備などを行います→709万円
◆あきた芸術劇場の開館準備
 開館に向けたプレ事業などを行います→3千547万円
◆秋田城跡史跡公園に連絡橋を整備
 旧国道で分断された史跡の一体感を形成し、来訪者の利便性向上のため、史跡公園と秋田城跡歴史資料館を結ぶ連絡橋を整備します。今年度完成予定→3億3千654万円
完成イメージ図

工事箇所周辺の様子
市外局番=tel018


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