※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2023年6月16日号

秋田公立美術大学開学10周年−2−

秋田公立美術大学開学10周年記念展
「美大10年(あきびじゅうねん)



つくるをともに創る
●問い合わせ
 事務局企画課tel(888)8478
*会場はいずれも文化創造館 *観覧無料

会期/7月6日(木)〜8月7日(月)(火曜休館)平日12:00〜20:00
8月4日、土・日、祝日10:00〜、最終日は10:00〜19:00

*7月6日(木)は12:00からオープニングセレモニーを開催します。
 秋田公立美術大学開学10周年記念展は、4年制大学開学からの10年間に醸成された、地域と密接につながる秋田公立美術大学特有の問題意識に裏付けられた教育・研究方針とその方法論に基づく成果を、市民のみなさんとともに振り返る場として企画しました。市民のみなさんに支えられながらも市民へ問いを投げかけ、共に芸術を介した新しい価値観と生活を思い描くことをめざしています。

本展覧会は以下6つの章により構成します
美大の入試
 入試とは何か?入試の意図、過去の入試モチーフ、解答を赤裸々に展示
風景を拓く
 学生の描く心象風景から教員による都市計画まで、変容していく地域の風景
過去の再定義
 固定化された価値を新しく柔らかなものへと捉え直す試みとその対象の発見
歩く・聴く・探す
 「秋美型フィールドワーク」から獲得されたさまざまな視点
未来をつくる
 社会の諸相と多様化を踏まえ、より良い未来に向けて美大ができること
越境する表現者たち
 秋田の環境と美大の教育が育んだ現役生〜卒業生による新たな芸術領域への挑戦


 これらの章立てが織りなす説話的な効果として、鑑賞者が美大という未知の施設に足を踏み入れ(=入学)、いくつかの学内成果や関連表現を鑑賞・体験することで、美大が何を探求し、どのような成果を上げているのかをひとりの「学生」として追体験しながら、卒業制作を中心とした作品群を通り抜けるまで(=卒業)を疑似体験するという物語を形成します。

▼7月23日(日)から、作家の永沢碧衣さん(本学卒業生(2017))の作品「山衣をほどく」(2023年VOCA賞)も展示します。

関連イベント「美大を解く(あきびをほどく)

●問い合わせ/NPO法人アーツセンターあきたtel(888)8137

シンポジウム「ローカルに美大があるということ」
日時/7月9日(日)13:30〜15:00 定員/50人
 地域に美大があることが、いったい何をもたらすのか。芸術文化観光専門職大学(兵庫県豊岡市)学長の平田オリザさんと東北芸術工科大学(山形県山形市)学長の中山ダイスケさんを招き、各地の事例紹介とディスカッションを通じて、ローカルに美大があることの意義を探ります。モデレーターは、秋田公立美術大学教授の岩井成昭さん。

ギャラリートーク・ツアー「記念展を解く」
 記念展の企画を担当した秋田公立美術大学教員の岩井成昭さん・小杉栄次郎さん・瀬沼健太郎さんが、記念展のコンセプトや作品を解説するギャラリートークとギャラリーツアーを開催します。
■ギャラリートーク(教員3人によるトーク)
日時/7月8日(土)14:00〜15:00 定員/50人
■ギャラリーツアー(各教員によるガイド)
日時/7月15日(土) 定員/各20人
ガイドと時間
(1)岩井成昭さん=11:00〜12:00、
(2)小杉栄次郎さん=13:00〜14:00、
(3)瀬沼健太郎さん=15:00〜16:00

座談会「わたしと美大」
日時/7月16日(日)・23日(日)、8月5日(土)、13:30〜15:00
 個人と美大の関係を切り口に対話を重ねながら、地域における美大の可能性を紐解く座談会。7月23日(日)は、秋田商工会議所とコラボレーションし、ものづくりをテーマに開催します。

マルシェ「ももさだノ市」
日時/7月17日(月)11:00〜16:00
 各方面で活躍する美大の卒業生の作品を集めて展示販売するマルシェを開催します

❶❷は要申し込み、❸❹は直接会場へ。
右記のフォームからお申し込みください。https:/akibi10.peatix.com
この他にも開催します。詳しくは下記コードからご確認ください

美大を解く

秋田公立美術大学・秋田公立美術工芸短期大学同窓会美水会
企画イベント

「美短卒業生作品展」
日時/7月12日(水)〜17日(月)
会場/秋田良品市庭ごえん(保戸野)、食器のさかいだ(中通)、ココラボラトリー(大町)
 卒業生の制作した作品の展覧会を開催します。

「バック・トゥ・ザ・ティーチャー」
日時/7月16日(日)
会場/文化創造館
 卒業生と恩師の対談イベント。卒業生が卒業後の活動や制作について恩師に報告し、恩師から叱咤激励を受ける企画です。座談会「わたしと美大」終了(15:00予定)後に開催します。

「ものまちさんぽ〜2023秋」
日時/10月7日(土)・8日(日)
 大学祭の開催日と合わせて、今年10周年となる新屋の町歩き手作り市イベント「ものまちさんぽ」を秋にも初開催。

詳しくは、同窓会美水会へお問い合わせください。
Eメールbisuikai@gmail.com

秋田公立美術大学10周年記念事業
「漫画家山田はまち先生トークショウ&イラスト公募展講評会」

日時/10月14日(土)14:00〜16:20
会場/秋田公立美術大学大講義室
 *観覧無料
 秋田出身の漫画家山田はまち先生を迎え、トークショウの開催と学生イラスト公募展の講評会を実施します。
 詳しくは、今後の広報あきたで改めてお知らせします。どなたでも参加できますので、ぜひお越しください。

開学10周年を記念した特設ウェブサイト
「AUA Chronicle(アキビクロニクル)」を開設

 これまでの10年間を振り返ることができるアーカイブを年別に掲載するとともに、開学10周年記念事業を中心に情報発信しています。サイト内では、自然豊かな秋田の季節感を体感していただけるよう、二十四節気に合わせてグローバルメニューやアイコンの色彩が変化し、季節の移り変わりも感じることができます。https://chronicle.akibi.ac.jp/

下記コードのからもご覧いただけます↓

アキビクロニクル

開学10周年記念ポスター&ワークショップ

デザイン/竹本新デザイン事務所 竹本 新さん(秋田公立美術工芸短期大学卒業生(2010))

市民参加型のワークショップを実施しました
 令和5年1月29日に秋田ノーザンブレッツの選手7人が、ポスターにデザインされたモチーフの謎解きをしながら、和紙や絵の具などを使用して2種類の新たなポスターを創り上げました。このほか、本学あきびネット会員や県内の中学生などもワークショップに参加いただきました。ワークショップで制作したポターは、美大10周年記念展会場(文化創造館)にて展示を予定しています。

ワークショップの様子は、下記コードの秋田市公式ユーチューブからご覧いただけます↓

公式ユーチューブ

開学10周年ロゴ

デザイン/秋田公立美術大学 准教授 石川 昌さん(コミュニケーションデザイン専攻)

 本学の公式ロゴマークの一部を抽出し、そのパーツを72度回転させることで5専攻を意味する五角形と、「1」にも同様のパーツを配置し、5専攻+美術教育センターが相互に協力しながらバランスを保っていることを表現しています。



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