※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2023年7月7日号

LooK

持続可能な除雪について考えよう!

〜その(1)〜


 秋田市はこれまで、冬期間の安心安全な市民生活を確保するため、市民、除排雪業者、行政が一体となって、総合的な除排雪体制づくりを推進してきました。
 一方、市の人口は、今年中に30万人を下回る見込みで、65歳以上の高齢化率が20年前の約19%から約32%まで上昇するなど、人口減少・少子高齢化が急速に進んでいます。財政規模が縮小していく中、市民ニーズは高度化・多様化しており、除排雪体制の維持は困難になることが予測されます。
 さて、毎冬市が除雪する市道は1,900km以上。これは、秋田市から沖縄県宮古島までに相当する距離で、雪が降る東北の主な都市でも突出して長くなっています。
 大雪だった一昨年には、冬期3か月間で除排雪にかかった費用の総額は約36億円と、学校が一校建つほどの金額でした。
 さらに暖冬がすすんだとしても、雪がなくなることはないでしょうから、雪国で暮らす私たちには、雪とともに生きる知恵と工夫が求められます。これから冬にかけて、市の除排雪を取り巻く状況などを毎月ご紹介しながら、将来に向けた持続可能な除排雪体制をみなさんと一緒に考えていきたいと思います。

●問い合わせ/
 生活総務課tel(888)5622


©2023秋田県秋田市(Akita City , Akita , Japan)
All Rights Reserved.
webmaster@city.akita.lg.jp