※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2023年12月15日号

令和4年度

秋田市決算

財源の効果的な活用に努めました


【問い合わせ】財政課tel(888)5466
■秋田市の決算資料は、市ホームページでもご覧いただけます。
広報ID番号1009200

[一般会計]約14億円の黒字でした

 福祉や都市基盤の整備、教育など、市の一般的な事業に使われる経費です。令和4年度は、歳入から歳出を差し引いた22億2千359万2千円から、令和5年度に繰り越した事業の財源となる7億6千253万8千円を除いた、14億6千1054千円(前年度比1・8%減)の黒字でした。
 歳入では、新型コロナウイルス感染症に係る特例の終了による固定資産税の増加や、雇用、所得環境の改善に伴う個人市民税の増加などにより、市税が4億7千175万5千円増えました。また、あきた芸術劇場整備事業に係る文化施設整備債などの減により、市債が52億4千270万円減ました。
 歳出では、消防庁舎改修事業などにより、消防費が8億2千690万6千円増えました。また、あきた芸術劇場整備事業の本体工事が完了したことなどにより、総務費が57億7千789万6千円減りました。

*下の表3つ参照

一般会計
決算額と歳入・歳出の内訳

*項目を合算して掲載しているため、一部構成比が一致しない場合があります。

歳入/1,497億9,294万8千円(前年度比115億4,181万2千円減)
項 目
決算額(構成比)
対前年度増減額
市税
432億8,179万1千円(28.9%)
4億7,175万5千円
国庫支出金
328億2,991万9千円(21.9%)
△45億4,381万3千円
地方交付税
218億9,133万8千円(14.6%)
△15億6,052万2千円
市債
124億570万円(8.3%)
△52億4,270万円
地方譲与税・交付金
107億5,032万9千円(7.1%)
△1億3,205万1千円
県支出金
102億7,264万1千円(6.9%)
△10億1,965万8千円
繰入金
39億9,850万6千円(2.7%)
8億60万3千円
その他(諸収入、使用料など)
143億6,272万4千円(9.6%)
△3億1,542万6千円

■市債=学校や道路などを整備するために国や金融機関などから借りるお金のこと。令和4年度末の市債残高(特別会計含む)は約1,680億円で、前年度から約126億円増加しました

歳出/1,475億6,935万6千円(前年度比116億6,749万円減)
【目的別】
項 目
決算額(構成比)
対前年度増減額
民生費
568億1,724万8千円(38.5%)
△28億6,386万円
土木費
163億138万8千円(11.1%)
△30億2,830万6千円
総務費
148億8,015万4千円(10.1%)
△57億7,789万6千円
衛生費
144億9,304万7千円(9.8%)
7億8,744万6千円
公債費
135億9,871万8千円(9.2%)
5億8,927万9千円
教育費
127億8,751万7千円(8.7%)
△16億1,527万4千円
その他(商工費、消防費など)
186億9,128万4千円(12.6%)
2億4,112万1千円

【性質別】
項 目
決算額(構成比)
対前年度増減額
扶助費
392億4,890万2千円(26.6%)
△39億3,269万2千円
人件費
215億5,485万2千円(14.6%)
1億1,849万6千円
物件費
199億9,972万8千円(13.5%)
5億8,412万6千円
補助費等
175億2,866万5千円(11.9%)
12億2,446万1千円
投資的経費
143億8,344万8千円(9.8%)
△57億8,903万3千円
公債費
135億9,871万8千円(9.2%)
5億8,927万9千円
繰出金
99億9,058万7千円(6.8%)
△1億5,822万6千円
その他(貸付金、維持補修費など)
112億6,445万6千円(7.6%)
△43億390万1千円

[特別会計]約20億円の黒字でした

 介護保険や国民健康保険など特定の事業を行う場合、その収入を支出に充てるため一般会計と区別している会計です。全体では、令和4年度の歳入決算額から歳出決算額を差し引いた20億5千257万円の黒字となりました。
【特別会計のおもな内容】
土地区画整理会計
 秋田駅東第三地区などの整備
市有林会計
 市有林(約2千ヘクタール)の管理
市営墓地会計
 4か所ある市営墓地の管理
廃棄物発電会計
 総合環境センターの廃棄物発電で生じた余剰電力を、電気事業者へ売却
国民健康保険事業会計
 国保税の徴収、保険給付など
介護保険事業会計
 保険料の徴収、保険給付など

*下の表参照

特別会計 決算

歳入決算額
歳出決算額
特別会計
869億580万5千円
848億5,323万5千円
土地区画整理会計
25億3,408万6千円
22億3,103万9千円
市有林会計
2億2,442万円
2億1,004万9千円
市営墓地会計
7,397万6千円
7,099万9千円
中央卸売市場会計
8,575万1千円
8,475万1千円
公設地方卸売市場会計
4億1,224万1千円
4億933万6千円
大森山動物園会計
5億3,391万8千円
5億3,391万7千円
廃棄物発電会計
2億9,732万1千円
2億9,732万円
病院事業債管理会計
139億8,407万6千円
139億8,407万6千円
学校給食費会計
12億8,539万5千円
12億8,452万9千円
国民健康保険事業会計
305億592万5千円
302億8,687万5千円
母子父子寡婦福祉資金貸付事業会計
8,853万1千円
3,414万1千円
介護保険事業会計
327億5,513万7千円
314億2,299万8千円
後期高齢者医療事業会計
41億2,502万8千円
40億320万5千円

指標で見る秋田市の財政

 自治体の財政の健全性を示す指標に、秋田市の令和4年度決算の数値を照らしてみました。( )内は前年度の数値です。

実質収支比率 2.5%(2.6%)
 財政運営の健全性を判断する指標です。おおむね3〜5%程度が望ましいとされています。

財政力指数 0.658(0.657)
 財政力を判断する指標です。数値が“1"に近いほど財政力が強く、“1"を超えると財政に余裕があるといえます。

経常収支比率 91.5%(88.1%)
 財政構造の弾力性を判断する指標です。80%を超えると、硬直化(ゆとりがない)傾向といえます。

経常一般財源比率 102.2%(101.1%)
 歳入構造の安定性を判断する指標です。100%を超えるほど、一般財源に余裕があり、歳入構造に弾力性があるといえます。

義務的経費比率 49.5%(47.8%)
 法令やその性質により支出が義務づけられている人件費・扶助費・公債費が歳出総額に占める割合です。この比率が高いほど、財政構造が硬直化しているといえます。

公債費負担比率 14.5%(14.4%)
 一般財源総額のうち公債費に充てられた一般財源の割合です。15%が警戒ライン、20%が危険ラインとされています。

実質公債費比率 8.6%(8.8%)
 公債費に充当された一般財源の額が標準財政規模(経常的な一般財源の標準規模)に占める割合です。国が示す基準値(18%)を超えると、市債の発行が制限されます。

■秋田市では「一般会計」「特別会計」のほかに「企業会計」があります。企業会計は、上下水道局の水道・下水道・農業集落排水事業です。上下水道局の決算は、広報あきた12月1日号に掲載しています


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