平成28年度 秋田市エイジフレンドリーパートナー研修会を
開催しました

更新日 平成28年11月29日 

 平成28年10月27日(木)、秋田市役所正庁にて、エイジフレンドリーパートナーを主な対象とした研修会を開催しました。
 高齢者にやさしい地域社会づくりの推進にあたり、超高齢社会のトップランナーである秋田のシニアビジネス市場に広がる可能性と、ビジネスを通した地域課題の解決を図る方法について知識と意識の向上を目的に実施し、65名(パートナー事業者・団体:36社、パートナー以外の事業者:9社)が参加しました。
 出席者からは、自社の強みと秋田の地域性を改めて吟味し、新しいシニアビジネスの創出につなげるとともに、エイジフレンドリーパートナーとしての高齢者にやさしい取組についても、見直しと改善に繋げていきたいとの声をいただきました。

1 基調講演 「シニアビジネスの可能性−秋田の強みを活かし、グローバルな視野で」

 シニアビジネスのパイオニアである、村田裕之氏(東北大学特任教授 村田アソシエイツ代表取締役)を講師に迎え、見誤りがちなシニア市場に対する正しい認識、シニアの消費行動とビジネスチャンス、そして地域におけるシニアビジネスの掘り起こし等について、講演を行っていただきました。

村田 裕之 氏
 村田 裕之 氏

要旨 

○ シニア市場の見方について
 ・人数は多いがマスマーケットではなく、多様なミクロ市場の集合体である。

○ シニア市場におけるビジネスチャンスと、近い将来のシニアの消費行動について
 ・Curves(フィットネスクラブ)に見られるように、高齢者の「不安・不満・不便」の解消こそがビジネスチャンスに繋がる。飽和市場を見直し、3つの「不」を見つけると、新たなビジネスの可能性につながる。
 ・2025年の高齢者の消費行動として、要介護者のうちインターネットを利用できるスマートシニアが半数を占めるため、ネット通販が急増する。

○ 地域におけるシニアビジネスについて
 ・ネットで買えない地域資源(シニアを含む)を活かすことにより、競争力のある観光ビジネスが可能となる。また、多様性のある市場に対しきめ細やかに対応し、自社の強みを商品・サービス開発に繋げ、県外へ販路を広げることが重要である。

基調講演の様子   基調講演の様子  

2 秋田市エイジフレンドリーパートナー取組事例発表

 他社が実施するエイジフレンドリーな取組内容を学び、自社の取組の更なる充実化を図るため、あきた終活支援センター(事務局長 古田岳大氏)と、福祉理容店幸のとり(代表 村田薫氏)に、それぞれの取組内容を発表していただきました。


要旨

○ あきた終活支援センター
 ・パートナー第36号として平成28年5月31日に登録。自分の死については自分で考えなければいけない現代において、「終活」に関する無料相談やセミナーの開催等を行うことにより、今をよりよく生きるためのサポートを行っている。

○ 福祉理容店幸のとり
 ・パートナー第11号として平成28年1月5日に登録。全ての人に安心して理容を楽しんでいただくために、ユニバーサルデザインの店舗づくりと、年齢や障がいに配慮したサービスを提供している。また、地域で利用できるAEDの設置や高齢者等あんしん見守りネットワークへの参加など、緊急時の支援を行う体制づくりを行っている。

あきた終活支援センター 発表の様子   福祉理容店幸のとり 発表の様子  

3 鼎談(ていだん) 「秋田発シニアビジネスの創出・発展の可能性について」

 村田裕之氏、後藤純氏(東京大学高齢社会総合研究機構 特任講師)、栗山奈津子氏(株式会社あきた森の宅配便 代表取締役)が、秋田発シニアビジネスの可能性について鼎談を行いました。地域資源(高齢者と山菜)を活かした栗山氏の事業についてのお話や、取組事例発表を行った「あきた終活支援センター」と「福祉理容店幸のとり」の取組に対する村田氏、栗山氏からのアドバイス等を通し、秋田市におけるシニアビジネス創出の可能性について考える機会としました。

後藤 純氏   栗山 奈津子氏
  後藤 純 氏      栗山 奈津子 氏

要旨

○「株式会社あきた森の宅配便」の事業について
 ・高齢者を「山の名人」として山菜採りを委託し頼ることで、高齢者自身の生きる活力に繋がり、また、仕事を依頼する栗山氏も高齢者から山や山菜に関する多くの知識や経験に基づいた知恵を学ぶことができるという、好循環が生まれている。
 ・村田氏が、現事業と併せ、「山菜採り体験」の提供を行うことにより、インバウンド観光の需要に繋がると助言。

○エイジフレンドリーパートナー事業者の事業内容・取組内容について
 ・村田氏が、「あきた終活支援センター」および「幸のとり」に対し、これからの時代にニーズが高いビジネスであり、首都圏に進出・展開できる可能性があるとコメント。

○秋田市におけるシニアビジネスの拡大に向けて
 ・ニーズの把握と地域資源の活用方法を考えることが必要である。まずは、シニアを消費者の対象とした商品やサービスの開発・提供を行うのか(Curves)、シニアがビジネスの担い手となるのか(あきた森の宅配便)を考える。
 ・中小の民間事業者は、多業種と連携し、秋田以外に販路を作り出すことが重要である。高齢化の先進地である秋田で成功した事例は、日本国内のみならず世界に発信することが出来る。

質疑応答

○質問: Curvesは女性専用フィットネスクラブとして成功を収めたが、男性専用のフィットネスクラブにはビジネスチャンスはないのか?
  回答: アメリカで男性版Curvesの試みはあったが、男性は仲間作りが苦手なため、成功しなかった。

鼎談の様子 鼎談の様子  

 

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秋田市トップ福祉保健部長寿福祉課 エイジフレンドリーシティ


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