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1749(寛延02)- 1800(寛政12)
佐竹北家13代当主、角館所預。角館給人小田野直武の後援者であり、直武から技法を学んだ秋田蘭画の画家の一人である。名ははじめ義寛、後に義躬と改めた。字は通大。雪松、一謙亭、嘯月亭、小松山人、義盈などと号した。幼少より狩野派を学び、芸文を好む父義邦の影響から俳句を始め、学芸諸般の素養を身につけた教養人だった。淡々とした雅趣を湛えて、曙山、直武とはひと味違った雰囲気がある。