不死鳥
池田淑人 1886(明治19)- 1981(昭和56)
カテゴリー | 洋画 |
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制作年 | 1937(昭和12) |
技法・材質 | 油彩、キャンバス |
寸法(cm) | H112.0×W162.0 |
受入年度 | 平09年度所管換 |
エジプト神話の霊鳥で、500年ごとに祭壇の火で自ら焼け死に、その灰の中から幼鳥となってよみがえるという「不死鳥」をテーマとした、英詩と絵画が一体となった作品である。淡い色調の画面に、単純化され力強いフォルムで描かれた不死鳥は、柔らかい筆触により、その神秘的な存在感を高めている。池田は初期にはフォーヴィスム色の濃い作風を示していたが、アメリカに20年ほど住み、詩、音楽、絵画を学んで身につけた豊かな教養と感性により、次第に、深い精神性をもつ独自の作風を確立していった。